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熱血!格ゲーマー純  作者: 行者BUSYOU
41/214

第41ターン 俺っち、優勢に試合を進める

不慮の事故から身体の自由を失った高校生、日乃本純は格闘ゲームのプロを目指して立ち上がる。涙と感動の格ゲー根性物語。

 クー子とその家族の命運を掛けた決戦がついに始まった。第一戦は純VSナニワB・ヒロシだ。今回のテーマは距離と間の闘い、夢原省吾コーチはそう位置づけたと後に語った。


 先ず純・リョウはバックステップで距離を取る。そして飛び道具、気流拳でジャブを放つ。ナニワB・ハシミコフはこれを垂直ジャンプでかわす。


 純はすかさず二の矢、三の矢を連発する。時折、方向キーの入力を誤り、虚空に中パンチを打ち込んでしまう。ナニワBがヒャッヒャッと嘲笑う。そしてその隙にグッと距離を縮める。


 ナニワBのキャラ、ハシミコフは旧ソ連のレスラーで飛び道具は持っていない。必然的に近距離での攻撃、とりわけ投げ技を狙ってくる。


 「純、距離、距離!バックステップ!」


 セコンドの夢原が純に指示を出す。それに応えて、純は方向キーを右に素早く二度プッシュ。


 「いいよ、いいよ純。いい間だよ!」


 クー子が師匠顔負けの声援を送る。一方、黙って戦況を見守る敵陣営のナニワAキー坊。それがかえって不気味だ。


 純の飛び道具に嫌気が差したナニワB・ハシミコフが強引に近づこうとして、純・リョウの気流拳を被弾、グッとハシミコフの体力ゲージが減る。


 序盤戦は純にとって狙い通りの展開となった。


つづく

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