夢の世を夢と知らずにあやつられ夢と知りせば覚めざらましを (私の極私的な人生論)
古来より、、、人生はいろんなものに例えられてきましたね。
人生夢の如しとか
人生は旅だとか
人生は大河を下る船のようだとか、、、、、、、
さて
ここでは人生をマラソンレースに例えてみましょうか?
生きていくっていうことは、
マラソンレースにもたとえられますね?
さあスタートです。
わくわくしながら
これから何が僕を待ち受けてるんだろう?
途中で誰に巡り合うんだろう?
僕は優勝できるだろうか?
元気よくスタートです。
途中は快調に飛ばしますが、
15キロ地点で給水したとき
ハプニング、
他の選手にぶつかって靴が脱げたのです。
あわててはきなおしましたが大きく遅れてしまいましたね。
20キロ地点で
隣を元気よく走っていた選手が
突然バッタリ倒れてしまいました。
急性心不全でした。
救急車で運ばれましたが後で聞いたところでは
亡くなったそうですね。
30キロ地点
苦しいピークです。
家族のため自分のために
棄権はできません。
歯を食いしばって走ります。
やがて遠くに東京国立競技場のゲートが見えてきました。
もうすぐゴールです。
疲れは限界ですが
不思議と意識は清澄です、
ゲートをくぐって
一周したらゴールです。
お疲れ様でした。
あなたは人生マラソンに途中棄権せずに、ゴールできましたよ、
あなたのマラソンレースは終わりましたよ、
そうです、あなたの人生レースも終わりですよ。
ゆっくり休んでください。
まあ、、このように、ゴールがあるのが人生です。
人生レース?の途中でも私たちは
さまざまな人物と出会い、
さまざまな出来事と出くわしますね。
事件や事故にも合うでしょう
幸運にも出合うでしょう、
不幸や病気にも出会うでしょう、
それは、まあ、偶然であったり
もしくは前世からの必然的な出会いでもあったりします。
でも?必死に生きてる現世のあなたには、実はその意味はわかりもしないのです。
おそらく、、人生での一番大きな出会いは
伴侶(夫婦)との出会いでしょうか?
ある日ある時あるところで
ある女性と、ある男性と出会う。
そしてなぜか惹かれて交際して結婚へ。
しかし数年で大ゲンカして、別れる人もいれば
仲良く50年添い遂げる人もいますね。
それはなぜでしょう?
現世のあなたにはわからないでしょうが、、、実は、、それも必然の出会いなのです、
私は人生とはマラソンレースであると書きましたが
それは、夢レースでもあるのです。
マラソンを走っているという夢を見ているように
我らは、また人生を生きているという夢も見ているのです。
夢の人生、
夢が人生。
人生は夢
時としてその夢は
悲惨であったり、悪夢であったりもします。
またはホンワカな
甘い夢でもあったりもします。
その違いはなんでしょうか?
それはひとえにそのご当人の
前世からの潜在意識下に深く刻み込まれた
思念、つまり思いのたけ(カルマ)によるのだと思います。
前世を深く自省したスピリットは、、、、そうですね。
今生では、私は
奉仕の人生を送ろうと
思いつめた魂は
その思念で生まれてきて、、、そのような
現世の人生を生きることになるのでしょう。
あるいは
前世では
ずいぶん漁色の人生で、女を苦しめて自殺させたりしたから
今生では私は禁欲の人生を送ろうと思ってきた
そういう魂はこの現世では、一生不犯の禁欲の修道士の人生を送るのかもしれませんね?
いずれにしても人生は
私たちの魂が見ている夢に過ぎません。
やがて消えるのです。
悪夢のような人生を知ってか知らずか?選び取った人生ですら
やがては終わるのですよ。
穏やかで甘い人生を選び取った人生も終わります。
そして人生の途中で
もしかしたら?偶然にあなたに与えられた
2億円入っていたバッグ?を拾ったにしても、、やがてはそれを、この世にむなしく置いて
あなたは冥途に旅立つのです。
冥途には、、、生きてる愛する妻も
貯め込んだ2億円も持ってはいけません。
空手・空拳で
そうです、、裸のスピリットで何も持たずに
行くしかないのです。
「わたしは裸で母の胎を出た。だから、、また裸でかしこに帰ろう。」ヨブ記
そう考えるとこの許された人生時間とは
入場から退場までそれほどは時間はありませんよね?
まあ、、でも、、宇宙時間からすれば
12歳で早世しようが、、、130歳まで生きようが
大して変わりはありませんがね。
いずれにしても夢の人生、、夢の一生なのですから。
でも?
そんな夢のような人生ならば、、手抜きする?適当に生きたらいいのでしょうか?
なるようになるさ、、と、、ボケーっと生きたらいいのでしょうか?
いいえ。
夢だからこそ、それをを見切るのです。
夢を見終わるのです。
夢を全身全霊で駆け抜けるのです。
もし今あなたが悪夢の人生夢を見させられてるのなら
この悪夢の果てになにが見えてくるのか。
目を凝らして見切りましょう。
夢を見透かすのです。
そうすれば必ず何かが見えてきますよ。
夢の秘密?が解明するはずです。
なんで私はこんなひどい夢しか見させてもらえないんだろうという秘密が
わかるはずですよ。
夢を全身で見切ること、それが人生のすべての意味だからです、
そういう生き方が人生夢の正しい?見方だからです。
マラソンを全力で駆け抜けるように
そうです、
この夢の人生レースを
あなたは決して手抜きなどしないで
全身で駈け抜けるのです。
あなたを、、被造物として創成した
宇宙のグレートスピリット(大霊)も
それを
そういう生き方をお望みだからです。
それが人生なのです
それこそが人生のあるべき姿なのですから。
それ以外に人生の過ごし方はありませんから。
夢を駆け抜けるのです
夢を全身で見切るのです
夢を、、見おわらせるのです。
それこそが
それだけが、、
人生のほんとうの意味だからです。
さて、、、、、、、、
最後に私の「和歌」を何首か詠じて終わりにしたいと思います。
よろしく、、、、歌の神意(真意)をお汲み取りください。
『夢なれど夢と知りつつ手は抜かず夢と知りせば覚めざらましを 』
『夢街道たどるわが身はみほとけの夢と知りせば覚めざらましを 』
『夢ならば我が心眼で見極めん夢と知りせば覚めざらましを 』
『夢と知り、うつつを今は怖がらず夢と知りせば覚めざらましを 』
『悪夢とていずれ醒めゆく朝ぼらけ、夢と知りせば覚めざらましを 』
『うつし世が夢であるなら叶えたし夢と知りせば覚めざらましを 』
『夢街道たどるお供は神の知恵 夢と知りせば覚めざらましを 』
『願うなら叶える術あり人の道 夢と知りせば覚めざらましを 』
『夢と知り人の思いを神と聞く 夢と知りせば覚めざらましを 』
『さまざまな夢見終わりて死ぬる路 夢と知りせば覚めざらましを 』
『悟りなば、すべてこの世はカゲロウの 夢と知りせば覚めざらましを 』
『夢に見し、母の乳房を忘れじと 夢と知りせば覚めざらましを 』
『ああと言い、ううと言いつつ終わる夢、夢と知りせば覚めざらましを 』
『戦世に荒みし御魂の、安らおう 夢と知りせば覚めざらましを 』
『幾たびか生きて死にしが皆忘れ 夢と知りせば覚めざらましを 』
『仮の世を仮と思わず目が覚めて 夢と知りせば覚めざらましを 』
『人の世の雑事もすでに飽き果てて 夢であるなら醒めざらましを』
『巡りくる命の架け橋通り過ぎ 夢と知りせば覚めざらましを 』
『夢の世を夢と知らずにあやつられ 夢と知りせば覚めざらましを 』
夢幻亭一閑人 自詠
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