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ラブリーシエルズ  作者: 五和ユウキ
第2章 熱き光編
8/9

熱き光編ー1


1


あれから3日が経った。


あれ以来、何事もなく日常生活を送り、今日もバスケ部の活動を終えた千菜は生徒玄関から出た。


途端に辺りの景色が灰色と化し、黄金色の空が毒々しい色へ変化する。


「まさかアーク空間!?」


驚いていると剣道着を着た紺色の髪をした少女がどこかへ走っていくのを見かける。


「もしかして月下さん?」


自分と同じくアーク空間を動ける存在が身近にいると知って心細さが少し和らぐ。


しかし、安心している場合ではない。


何故なら、綾花が戦闘員に襲われる危険性が大いにあるからだ。


慌てて綾花の後を追うも途中で彼女を見失った挙句、道に迷ってしまう。


「どうしよー!」


頭を抱えていたその時、少し離れた場所で青い閃光が見えた。


「あの綺麗な光は!?」


千菜は引き寄せられるようにそこへ向かう。


現場に到着すると三つ編みで青い髪をした少女が、複数の戦闘員を相手に1人で戦っていた。


着物を思わせる和風の衣装に身を包む三つ編みの少女。


以前、意識を失う寸前に見た少女と姿が一致している。


ふと千菜の脳裏にある人物の顔が横切る。


「つ、月下さん!?」


思わず大声を出してしまい、慌てて自分の口を塞ぐ。


千菜の存在に気づいた三つ編みの少女は目を丸くして彼女を見つめる。


「どうしてあなたがここに!?」


油断した隙を狙われた少女は戦闘員が繰り出した蹴りを腹部に受け、コンクリートの地面に倒れ込む。


腹部を押さえ、苦しそうな少女に戦闘員たちが迫る。


それを見た千菜は咄嗟に少女を庇うように両手を広げ、戦闘員と少女の間に立つ。


「私の友達をいじめないで!」


友達を守りたいという強い意思が生まれた瞬間、千菜の体からピンク色の神秘的な光が勢いよく溢れ出す。


そして、何もない空間から赤い模様が特徴的な金色のブレスレットが現れる。


重力に逆らって浮遊するそれはまるで千菜が手に取ることを待ち望んでいるかのようだ。


「い、一体何が?!」


困惑する千菜の右肩にミシーヌが着地する。


「これはソレーユブレスレット!?」


初めて聞く単語に千菜は首を横に傾げる。


「それーゆブレスレット?」


「選ばれし者のみが装着でき、戦士に変身することができるブレスレットです」


それを聞いた千菜は世界を守る戦士になることを迷わず決意する。


「私戦うよ!」


まるでブレスレットに意思でもあるかのように勝手に動き、千菜の右腕に装着される。


千菜はその腕を天に向かって高く突き上げる。


「この身に宿れ!聖なるクリスタルの光!」


そう叫んだ瞬間、ソレーユブレスレットに埋め込まれた太陽のように赤いシエルクリスタルが眩い光を放つ。


神秘的な空間へ移動した千菜は瞳を閉じ、両手を横に広げる。


千菜が身につけていた制服や下着が光の粒となって弾け飛ぶ。


一糸纏わぬ姿となった千菜をピンク色のベールが包み込む。


スカートやインナー生地の可愛らしい衣装に次々と変化していく。


赤茶色の髪も桜ピンクに変わり、下ろしていた髪がサイドテールになり、光の戦士へ変身を遂げた。


「闇を照らす熱き愛の光、シエルソレーユ参上!」

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