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わがまま王子は今日もバイトです  作者: もちもち大福
1/1

王子アルバイトを決める

ガサガサ ガサガサ

うるせえなぁ、なんの音だよ

そう思いながら俺は目を覚ました

すると目の前にはアイツがいた!

俺の嫌いなゴキブリが!!

「ぎゃああああああ」

俺は思わず叫び後ずさり幼なじみを呼んだ

「おい!ロア、ニール、コイツをはやく外に出せ!」

しかし返事がない 「おーい、2人ともいないのか?」

辺りを見回すと、床には畳みが敷かれており

台所と押入れがあるだけであとは何も無い部屋だった

「何処だよここ!!てかこっちくんな!誰かいないのか〜!」

「えぃ」バシッ

「!?…誰お前?」

「初めましてオセ王子 私はエドナ アン王妃の命令により貴方様の監視役になりました」

「はァ!?あのばばあ何考えてんだよ!なぁ、ここどこ?」

「ここは、人間界のボロアパートです」

「人間界!?何で、俺が?」

「それはですね、オセ王子が立派な魔王になるためです 手紙も預かって来ました」

そう言ってエドナは俺に手紙を見せた


オセへ

お前は、いつもわがままばっか言ってるわねぇ

このままだとお父さんみたいな立派な魔王に

なれなくなってしまうわ

だから人間界で修行してきなさい

修行内容は、エドナちゃんに聞いてね

母 アンより


「ふざけんな!俺は絶対しないからな!!」

「でも、やらないと魔界に帰れませんよ」

「あ〜もぅ〜、何やればいんだ?」

「オセ王子には、まずアルバイトをしてもらいます」

「アルバイト!?俺が?」

「はい、見ての通りこの部屋には家具などはもちろん、食べるものもありません」

「食べ物無いとか死ぬじゃん」

「ですからオセ王子がアルバイトをしてお金を稼いで食べ物や家具を買うのです」

「なるほどー で何のアルバイトをやればいんだ?」

そう俺が聞くと、エドナはたくさんのアルバイト募集のチラシを床にひろげ

「そうですね〜、これなんかどうでしょう」

そう言ってマックのチラシを指さした

「たしかに、少し遠いけど時給高いし よし、これにしよう ちゃっちゃとやって帰ってやる!」

こうして俺のアルバイト生活が始まった

しかし俺はこの時知る由もなかったアルバイトがどんなに大変かということを…












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