第2話:ご対応ありがとうございました、陛下
お願いだから、信じてほしいんだけど──お寺に行くときさ、もし、そこがいつも人でいっぱいなのに、その日だけガラッガラだったら……絶対に入るな。マジで。命に関わるから。
いや、「静かでラッキー!」とか思った? うん、それ、死亡フラグ。うちもね? その日、別に特別な目的があったわけじゃないんだよ。ただのルーティン。「今朝はちょっとお祈りでもして、心清らかに1日を始めよっかな〜」って。
妹と一緒に、軽くお参りして、スッキリして、学校行く前にパワー補充……みたいな感
じ?──はい、甘かった。結果的に何が起きたかっていうと。異世界チューブダイブ。急降下。無重力。青白い光。全身ガクガク。で、着地した場所が──巨大な……キッチンだった。鍋、フライパン、スプーン、ウィンクする木製ヘラ。
地獄の食器棚に堕ちたJK姉妹。そのあと、猫の兵隊たちに連行されて──
たどり着いたのが、超巨大な玉座の間。王の間。
そこにいたのが──ヤギ。二足歩行。ガチ王族オーラ持ち。深いロイヤルブルーのマントがふわってなってて、肩には金の薔薇の飾りつき。マジで豪華。重厚感MAX。
そのヤギ、うちのことを、全部見通すような目で見てきたんだよ。「はい、お前の魂、分析済みです」みたいな目で。
いや、待って。なにこの世界!?!? ……てことで。今日も元気に、異世界トラウマ進行中です。
目の前にいたのは、人生で一番っていうか──いや、もう三回くらい言ってるけど、マジで一番意味不明な存在だった。二足歩行のヤギが、うちらを見下ろしてた。
しかも言ったの。「さて──魔女室へ連れて行け……である」
……魔女室?
ってことは──うちらが魔女!?……解釈違いです。いや、ちょっと。うち、そんなに魔女っぽい!?どっちかっていうと人畜無害ふわふわ系JKなんだけど!?!?
もしかして……顔? 顔なの?
顔がそういう属性なん??
──ショックです。
さっきの猫たち、覚えてる? うちらを床に叩きつけて、王様の前に土下座させたあの、モフモフでふてぶてしいやつら。
あいつら、うちらを……しっぽで持ち上げたの。
光の蛇の手枷は相変わらず手首に食い込み、脈打つたびに淡く青い粒子を散らしてた。
しっぽ!!!いや、信じられる!? ゴムみたいにぐいーんって伸びて、腕をグッて掴んで、そのままズルズルと廊下へ引きずっていったんだよ!?
なんで!? 猫ってそんな機能あった!? 誰に習った!? どこの世界の生物設定それ!?!?そんな感じで運ばれてるうちに──
気づいた。ドア。ドアドアドアドアドア。どこ見ても、ドア。永遠にドア。しかも番号ついてんの。でも、普通じゃないの。1、2、3、4、5、棒、X、棒、0、7、8、9、10……って、え???
しかも、微妙に……ズレてる。数字が、ちょっとずつ動いてる気がする。え、なにこの順番!? ローマ数字混じり!? ロシア語の暗号!?
いや、そもそも読めんし!?! この城……マジで正気じゃない。
「……いや、何この展開。」ちょっとでも理解しようと思って、どうにか頭を動かして──
「どこに連れてくの!? 『魔女室』って、何!? どこ!? 誰!? どゆこと!?」
と、そのとき。近くの猫のひとりが、突然うちの方向いて──
「ニャア゛ア゛ア゛ア゛!!!」
……うん。猫じゃなかったわ。
そのヤギ、うちらの後ろを静かに歩いてた。言葉はない。視線も、うちらには向いてない。ただ、まっすぐ前を見て、オーラだけで空間支配してくるタイプ。足音だけが、「生きろ」って圧をかけてくる。
てかあれ、たぶん、会社にいたら「“てにをは”を直してください」って真顔で言ってくるタイプの上司。
……こわい。いや、こわいじゃない。……こわい。(かわいく言っても無駄だった。)
何分歩かされたんだろう。感覚的には、永遠。
で、ようやく着いた先は──石の階段。しかも、螺旋。両側に壁があって、外は全く見えない。
一段、一段、下っていくごとに、どれだけ進んだかの感覚が、どんどん消えていった。
無限階段モード。数十秒──いや、数分? もしかして一生分? よくわかんないけど、とにかく、ようやく下に着いた。
そこは、細長い廊下だった。両側には、ズラリと並んだドア。
それぞれのドアには、小さな窓──その窓には、がっつり鉄格子。……どう見ても、牢屋。しかも、よくある“ファンタジーな地下牢”のやつ。
そして、うちらは──その廊下のほぼ一番奥まで連れていかれた。
廊下の奥には──明らかに他と違う、一つの部屋があった。右側の壁に、大きな木のドア。どっしりしてて、古そうな金具がついてる。
左側には、ドアはなくて、ただの石の壁。その木のドアのすぐ横に、外に向けて開いた、やたら目立つ窓があった。
猫たちは、ほぼうちらを押し込むようにして、部屋に入れた。
そのあと、すっと立ち上がって──ヤギの前に整列。そして……変な敬礼した。
いや、たぶん、あれ、軍式のやつなんだろうけど──両手をお尻に当てて、ぴょんって跳ねるやつ。……なにそれ。
ヤギは、ほんの少しだけうなずいて──「はあ……」って顔で、部屋に入った。ドアを静かに閉めて、こっちを一切見ずに──
そのまま、席に向かった。部屋の中には、細長いテーブルがひとつ。椅子が四脚。全部木製。ちょっとガサガサしてて、研磨不足感。異世界クオリティなのか、単なる手抜きなのか……微妙。
ヤギはそのうちの一つに、重そうに腰を下ろした。椅子に座ると、手錠の蛇がキュッと締まり、「逃げる気か?」とでも言いたげに舌先の光をピッと弾かせた。
「さて──そなたら、そこに座るがよい……である」
うちらは無言で座った。一人ずつ。距離感は大事。……で、今度は何? もしかしてさ、うちらが美人すぎて、何かの奉仕でもさせたい感じ? それともただ単に「お前ら、魔女じゃないって証明してみろ」系のやつ?(てかマジで、そんなに魔女っぽい? うち、そこまでブスじゃないと思うんだけど。)
「よいか、そなたら。余が許すまで動かぬが賢明……まいか。逃げることは考えぬことだ。まもなく補佐が参る……よきかな」
うわぁ、はいはい。もう、従うしかない空気出してくるじゃん、このヤギ。てかさ、3つくらい頭の高さ違うヤギに、物理で勝てると思ってないし。
気むうはずっと下を見てた。動かない。しゃべらない。この部屋に来てから、いつものあの“魂の気むう”が……ちょっと抜けてる気がする。
「ほう──まず余の名を示しておこう。余はスウェトボーレ四世、父の逝去によりこのフロワルの王座を継いだ者……まいか」
……はあ。はいはい、自己紹介ね。王様ムーブ、ありがとうございます。
「そなたらの名を聞かせよ……まいか」
声は低くて重く、一語一語が、うちらを断罪してくるみたいだった。
「神いって呼んで。」
「気むう。」
気むうの声は、空気に吸い込まれそうなほど小さくて、ここにいながら、どこか遠くにいるみたいだった。
「ふむ……その響き、魔女らしさは感じぬ。よきかな」
「魔女じゃないし。」
「ほう、では余も気楽に『田中』とでも名乗ってみようか……よきかな」
「は!? ふざけないでってば!」
「さて──そなたらは何者であるのか? 魔女でないと言うなら……まいか」
「人間。」
「ほう……人間が自らポータルを開くというのか……まいか」
「いや、うちらは──」
「さて──口を慎み、問いにのみ答えるがよい。補佐が来るまで静かにすることが、そなたらの益となろう……である」
まだ、ほんの数言しか交わしてないのに──もう無理。このヤギ、めっちゃ感じ悪い。
何分か、そのまま時間が流れた。動かず。話さず。呼吸も小さく。……地味に地獄。
そのときだった。カチャッ。ドアが開いた。
入ってきたのは──台所で見た、あのモフモフ……のうちの一匹だった。しっぽは細長くて、例の猫兵と同じゴムっぽいやつ。
てか、ドアをしっぽで開けて、そのまま何か持ってたんだけど──木の板っぽいバインダーと、なんか……超変なペン。「お待たせしました、陛下。」そう言ったその声がさ……若い男と、火星の交換留学生の間くらいの声。笑いを堪えるのに、口元を手で押さえた。マジで。
スウェトボーレは反応したけど──「……うむ」それだけ。顔も動かさず、視線はずっとこっち。毛玉猫は、しっぽでドアを閉めて、王様の横にピタッと座った。そのまま、持ってたモノを机の上に置いて──こっちを見た。無表情。まばたきなし。
そこで気づいた。しっぽの一部に、金色のリボンみたいなものが、くるくる浮いてた。輪っか? 装飾? ……いや、あれ、もしかして──王族感ある、控えめな小さな王冠──みたいな。
そのとき、ふと思った。この毛玉……どうやって座ってんの? 机に埋もれてないの、不思議じゃない? よーく見たら──しっぽで体を支えて、バネみたいに上に浮かせてた。で、しっぽの先をさらに上に伸ばして──テーブルの上に「手」みたいに置いてた。物理どうなってんの!? 見た目フワフワなのに挙動エイリアン。
「はじめまして、お嬢様方。わたくし、マイルズと申します。どうぞお気になさらず。あくまで、王のおそばに仕えるだけの存在ですので。」声が……もうね、完璧。サービス業のプロって感じ。どこかの魔法通信キャリアのコールセンターかよ。
「これより、フロワル王国・第二十五号法『異次元干渉特例法』に基づき──『存在汚染による評価審査』を開始する。」えっ。で、それ、うちらに関係あるん?
「以下の項目について、確認を行う。氏名、種族、起源位相、検出可能な魔力反応、空間干渉レベル、属性応答値。」……ふーん。(なーんも響かんけどね。)
「本個体は、“力の薔薇”のいずれかの機能不全中に転移されたと認定。その影響は、複数の次元領域にて記録されている。」
薔薇って聞くとなんかロマンチックだけど──うん、あの時のアレ思い出した。あの、落ちてた時に見た変なビジョン。……いや、でも関係ないよね? ないよね?
「審査は、以下の二項目を基準として行う。意図的干渉の有無、存在の在り方──精神構造および存在形態。」
人間だってば。魔力もないし、ライオンにすら勝てないのに。落ち着けや、ヤギ。
気むうは──今にも泣き出しそうだった。いや、実際、もう限界ギリギリって顔してる。うちも、なんか胸の奥にボールみたいなものができてて、
ちょっとずつ……大きくなってる気がした。
「さて──そなたら、その法律を十分に理解しておるはずだ……まいか」
「いや、スウェトボーレ。ごめんけど──知らんがな。」
猫がカツカツと、しっぽでバインダーをノートする音が響いた。なんなん、これ。もうほんと、コント?
「……うむ、そうか……よきかな」
王は一言だけつぶやいて、一度、息を吸って──椅子から立ち上がった。その瞬間、うちはビクッとなった。えっ、なに? 今ここで処刑コース入る感じ??? ……でも、違った。
王はそのまま、ゆっくりと──部屋の窓のほうを見つめながら語り始めた。うん。かっこつけてる。完全に演出入った。でもさ。その窓の先、壁だよ? ただの、壁。視線の向こうに何もないのに、雰囲気出してるこのヤギ、逆にすげぇな。
「ふむ……“力の薔薇”とは宇宙の均衡をそっと支えるもの。ほとんど形を持たず、我ら下位の存在には計り知れぬ領域にあるが……その在り方こそが万の命を抱えておる……よきかな」
あーはいはい。で、それ集めたらシェンロン出てきて、願い三つ叶えてくれるんだよね? ……あ、もうだめ。笑えない。
「薔薇は十輪。すべて揃ってこそ世界は静穏を得る。宇宙とは――四脚の卓では支え得ず、十脚を要するもの……理解できるか、そなたら……まいか」
「わかってませんけど。」
猫がまた、しっぽでバインダーに一筆。気むうは、さっきからずっと、床だけを見てる。沈黙。無反応。でも、何かが、ぐらぐら揺れてる気がした。
「ふむ、そなたの同伴者はやけに静かだ。何か術で沈黙させておるのか……まいか」
気むうが、「ひっ」て小さく震えた。体が、ちょんって跳ねた。もう、見てらんないくらい不安定。
「おいおい、もうやめてよ。こっちは魔女でもないし、何も壊してないし──! “薔薇のパワー”だの、次元ひずみだの、領域展開だの、は? は? は?? 全部知らんし!!!!」
息を吸った。
「ていうか、“魔法”? 頭、大丈夫? 魔法なんて──存在しないから!!」
その瞬間。ヤギの王が、音もなくこちらを向いた。まるで、心臓を一突きされたみたいな顔で。
「……魔法が、存在しないと言うのか……?」
低く、静かに、でもはっきりと、震えてた。
猫がまた、しっぽで書き込んだ。気むうは、うごかない。視線はずっと床。ただ、その肩だけが、小さく、小さく、揺れていた。
「さて──虚言を弄する者には、然るべき措置を取らねばならぬ……である」
その瞬間。心臓が、二度鳴った。でも、その次はもう、鳴らなかった気がした。
「この地の正義に従わぬ魔女には、相応の裁きが必要である……よきかな」
「魔女じゃないってばあああああああ!!!!!!」
叫びながら、無意識に前に出てしまって──次の瞬間、ヤギの王が鋭く手を伸ばして、こちらを真っすぐに指差した。その指先が……震えていた。ほんの少し。けど、確かに、揺れていた。
そして、音が鳴った。
「ピィィィィィ……」
耳を裂くような高音。その先に──光が、集まりはじめた。
ああ……魔法って、ほんとに……あったんだ。でも、こんな形で知るなんて、想像してなかった。
「さて──余がもっとも好まぬのは、偽りを語る魔女だ……である」
もう、逃げられない。謝っても、意味ない。何を言っても、この光はもう止まらない。
ゆっくりと、頭を下げた。気むうも、黙って顔を伏せていた。こうやって──人って、死ぬんだ。世界の真ん中で。神みたいなヤギに、裁かれて。
「えっと……陛下。重要なことが……その……」
「今は話すな、マイルズ。」
「……薔薇、です。反応しています。」
その瞬間。スウェトボーレの手が止まった。指先の光も、空気の圧も、一瞬で、ピタッと消えた。
マイルズは、静かにバインダーを差し出した。中の紙がずれていて──下には、うっすらと光る黒い板が埋め込まれてた。(……画面? え、ちょ、なにそれ。)
スウェトボーレがそれを受け取り、じっと見つめた。
「……あり得ぬ……」
スウェトボーレは、画面をじっと、何度も見直していた。まるで、自分の目を信じていないみたいに。
薔薇が……壊れた?
それってもし本当なら──全員、詰みじゃない?
そして急に、スウェトボーレがうちらの方を見た。……あれ?
彼はゆっくりと、深く息を吸って──マントの中に手を入れた。(え、ポケットあるんだ。)
何かをごそごそと取り出して、一つを選び、気むうの方へ向かった。
「そなた──これに触れてみよ……まいか」
声が、ほんの少しだけ、いつもより柔らかかった。ちょ、何その雰囲気!?こわっ。
机に置かれたのは、薄く光る赤い花びら。見た目はすっごく綺麗だった。つい、見入っちゃうくらい。
気むうは、「……あの……」って、ほとんど聞こえない声でつぶやいて──そっと、指を伸ばした。
……何も起きなかった。
スウェトボーレが眉をひそめた。拳も、ギュッと握っていた。あ、やっぱダメだ。終わったわこれ。
でも次の瞬間、彼はもう一度マントに手を入れて──
「……では、こちらで試すとしよう……よきかな」
今度の気むうは、少しだけ震えながら、目をぎゅっと閉じて──触れた。
光った。
花びらが、気むうの指に反応して、白く、やさしく、光った。
「……あり得ぬ……」
その言葉の余韻がまだ残るうちに、うちの目の前に、赤い花びらが押し出された。
「そなたも触れてみよ……まいか」
「え、ええと……はい……」
さすがにビリッとくるのは勘弁なので、そーっと触れた。ボウッと、真紅に光った。
白と赤。二つの光が、部屋の空気を染めた。
スウェトボーレは、何も言わなかった。ただ、静かに──見つめていた。
スウェトボーレは、しばらくそのまま──何もない壁を見つめていた。そして、ふうっとため息をついてから、
「マイルズよ、あとは任せる……よきかな」
そう言い残して、どこか諦めたような足取りで、部屋を出ていった。
マイルズは、すっと頭を下げたけど、ヤギはもう、聞いてなかった。
それから、うちらに視線を戻して──
「お聞きください。薔薇が反応したという事実は、極めて異例です。王は、明確な裁きを下していません。したがって、罰も保留となります。しかしながら、警戒のため、今夜は“拘束保護”という形で、地下の牢に滞在していただきます。食事は用意されますので、ご安心ください。」
「なんで牢なの?もっとマシな場所ないの?」
「申し訳ありません。……フロワル家の規定に基づく、対応です。」
納得できないまま、うちらはモフモフの後ろをついて、廊下へ出た。
道中、いろいろ文句言ってみたけど──マイルズは、全てに返事を持っていた。
「だから違うってば、うちら魔女じゃないし! 不公平でしょ!? せめて、もうちょっとまともな部屋は──」
「申し訳ありません。家令としての職務ですので。」
そうして辿り着いたのは、あの長い廊下の、少し奥にある牢のひとつ。
マイルズがドアを開けて、小さく言った。
「……失礼いたします。」
うちらは……なんとなく、断れない空気で中に入った。
扉が閉まる直前、マイルズがこちらを見た。すこし、悲しそうな顔で。
そして、言葉もなく、ゆっくりと──鍵をかけた。
「おぉい!聞いてる!? だからあたしら、魔女じゃないってばあああ!! さっきから千回は言ってるってえええ!!」
……返事は、なかった。
もういいや。戦うのに、疲れた。
部屋の中は、思ったよりちゃんとしてた。光もあるし、なんか、そんなに“圧”もない。
手枷はまだ解けないまま――でも薄暗い牢の中で、その光だけやけにきれいだった。
気むうは、隅っこの床に、ちょこんと座ってた。
しぼんだキャベツみたいに、小さく、やわらかく、しずんでた。
その隣に、座った。そっと、頭をなでてあげた。
「……だいじょぶだって、ねえ、そんな深刻にならないでよ。姉ちゃんがついてるし。」
妹の肩が、少しだけ、揺れた。
もう、誰も返事してくれないから──
うちは、全部あきらめた。
この世界の誰も、なんでうちらがここにいるのか、聞いてくれない。
疲れた。
……ほんとに。