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これしかない じゃなく

作者: 朝焼 悠

やっぱり

なんかやっぱり こう

認められたいな

認められて

これまで真っ暗だったこの人生が

霞んでしまうくらいの

強い光を浴びたいな

まあ そんな光を浴びたら

僕はもう僕ではなくなってしまう気もするけれど


ただそうなれれば

少しは前を向けるかなって

ずっと叫びたかった

僕たちは大丈夫だって

間違ってなんかいなかったって

胸を張って 今度こそ

届けられるかなって


僕は僕を肯定したい

そしてその先にいる

同じ様に暗闇の中にいる人たちの苦しみも肯定したい


お前なんかにって

拒まれても

煙たがられても

傷だらけになりながらも

辿ってきたその道は

絶対に

間違いなんかじゃなかったと


これしかないとすがり続けてきたもの

その時間の全てが無駄だと思っていた

でも 今の僕には何もないから

ここで自分が大切に抱え続けてきたものを

自分で否定したら

本当に 全てが無駄だで無意味になってしまう


僕にはこれしかなかったけど

これがあった

そして今だって

結局手放せなかったこれがある

無駄にしないため 抗い続けるために


この期に及んで

情けなく みっともなく 惨めだけど

それでも僕は僕を肯定したい

そして自分を越えた先の

同じ暗闇の中にいる人たちの苦しみも


傷だらけになりながらも

辿ってきたその道は

絶対に

間違いなんかじゃなかったと


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