表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界も人も狂ってる  作者: 拓斗
1 進む道は終焉か絶望か (1)
3/67

3 王家の人々

ミミセラは父親であるガノン・ラナティス・エルランドの下にすぐに向かった。そこには弟であるエドワード・ラナティス・エルランドがいた。

「やあミミセラ姉さんそんな顔してどうしたの?と言ってもミミセラ姉さんの事だからどうせエリーゼのことだろうけど」

ミミセラはエドワードの事は無視して

「お父様大変です、エリーゼが奴に恋心を抱いています。すぐに対処をしなければエリーゼはこのまま奴に」

ミミセラが言い終わる前にガノンは立ち上がり「奴は確かエンゼル伯爵の息子だったな、私の大切なエリーゼをたぶらかすとは許せん。」

黙っていたエドワードは面白い事を考えたと心の中で笑いガノンに1つ提案をした。

「父親王族であるエリーゼを誑かすとはとても許せる事ではありません。そして自分の子供の手網すら持てない伯爵家には用はありません。そこであの家をとり潰すのはどうでしょう。もしかしたらエリーゼを仲間に引き入れ王家に反逆をするかもしれませんし。」

実に無理矢理な話だったが、エドワードはこの話を賛成する事を分かっていた。父は優秀な王ではあるがかなり子煩悩であり、どんな話でも受け入れてくれるからだ。更に今回は自分の娘が誑かされているのだ、冷静に考える事が出来なくなっていた。そんなエドワードの予想通りガノンは

「ああ、そうだなエンゼル家はおとり潰しにする。すぐにそのための手続きをしなければ。」

とエンゼル家をとり潰す為に動き出した。

「それでは父上ボクは魔法の特訓に戻ります。」

そう言い退出した。






エドワードは周りに誰も居ない事を確認して自分の影に命令した。

「エンゼル家の者は全員殺せ。」

その命令を聞いた瞬間謎の男がエドワードの影から出て来た。そして命令を遂行するため行動を始める

「エリーゼは自分の好きなやつが死んだと分かったらどんな顔をするだろうか。想像するだけで笑いが止まらない。」

そうしてしばらくの間エドワードは笑い続けていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ