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世界も人も狂ってる  作者: 拓斗
2 エルランドでの生活 (1)
21/67

21 マツブキ商会での戦闘1

なんでセシルが強盗の人質にされているんだ。ユキは早くマサトとセシルに、自分の装備を見せたかったのでセシルが行くと思われる、買い物ゾーンの料理コーナーに向かった。がそこには確かにセシルはいるがどこからどう見ても、普通じゃないか。セシルは気を失っているのか反応しない。そして強盗のボスと思われる人物にナイフを突きつけられている。


「お前ら動くな、ここで死にたくなければ俺たち虎の爪の言う事を聞くんだ。変な行動をとったやつは、分かっているだろうな。」


子分だと思われる1人がここにいる人に向かって叫んだ。そして後ろからも虎の爪のメンバーであろう者達がやってきた。客は皆パニックになったが囲まれていると気づくと誰も逃げようとしなかった。


「お前らは無事だったか。」

横から声がする。そこには声の主マサトがいた。ユキはマサトに小声で質問した。


「マサト一体どうゆう事だ。なんでセシルが捕まっているんだ。」


「すまん俺が少し目を離した隙にこんな事になって、だがセシルは絶対に俺が助け出す。」


マサトはどうやら1人で全員を相手にするようだ。マサトの普段の実力ならそれも出来るだろうが、今は剣も鎧も装備していない。だが相手は簡単ながら全員武装している。正直勝ち目はかなり薄いだろうとユキは思った。それはマツ会長も同じらしかった。


「それは難しいなー。いくら君が強くてもセシルちゃんが人質に取られている中じゃ戦えないんじゃないー。それにあの虎の爪って奴ら最近有名な奴らで一人一人が元傭兵でそこそこ戦えるらしいよー。」


「じゃあどうするんだ。」

マサトは怒りをあらわにした。


「今は待つしかないー。チャンスを見てセシルちゃんを助け出すんだよー。じゃないと何も助けることが出来ないよー。」

マツ会長は少し意味ありげに言った。


「·····分かった。だがその時はお前の力も借りるぞ。ここはお前の店なんだから。」


その答えを聞くとマツ会長は笑った。

2人の作戦を聴きながらユキは虎の爪の事を観察していた。


虎の爪僕はよく知らないけど有名な強盗らしい。メンバーはボスを含む中央に約50人そして周りに約15人ほどか。多いなこれじゃあ仮にセシルを助けることが出来ても逃げることが出来ない。今武装しているのは僕だけだが僕はまだ剣を習い始めたばかりだ、きっと戦えない。ならこの剣をマサトにいやダメだこの剣はなぜか僕以外には使えないらしい。どうすればいいんだ。


ユキは自分が戦えないならせめて相手をよく観察しようと思い観察して、どうすればいいか考えているが、考えれば考えるほどどうしようもなかった。


「ボス、静かになりました。どうぞ。」


やはりセシルにナイフを突きつけているのが、ボスだったらしい。


「さてお前ら今の状況分かっているよな。マツブキ商会は俺達虎の爪が乗っ取らせてもらった。おっとここの警備は全員もう殺してあるから心配するな。入口にも仲間がいるから決して助けも来ない。つまりお前らは俺達の言うことを聞くしかないってことだな。」


よく動く口だ。ユキはそう思いながらも、以前として状況が変わらないことが分かった。むしろ助けが来ないなどとも向こうは言っている。強盗の話を全て信じるのならだが。


「マサト、私が奴らの注意を引きつけるー。その間にセシルちゃんを助け出してくれー。」


マツ会長が作戦を提案する。


「分かった。それからマツお前その口調、赤子だったセシルには人気だったが今やると変だぞ。ずっと思っていたが。」


「いやそうだったのか。今でも笑ってくれると思っていたんだがな。」


「それにたまに素が出てるからダメだ。」


マツ会長はうーんとした顔をしていた。まるでセシルの事を忘れて会話しているみたいだった。だがちゃんと目だけは静かだった。そしてマツ会長は少し深呼吸をしてから声をあげた。








「私はここマツブキ商会の会長、マツブキだ。そちらの要件はなんだ。」


虎の爪はこんな所に会長がいることに驚いていたが、好都合と思ったようだ。


「あんたがここの会長さんか。俺達の要件はもちろん金とここにある最高品質の商品、そしてあんたの命だよ。かかれ。」


ボスの合図とともに子分達がマツ会長に、襲いかかった。そして同時にマサトもボスとセシルに向かい走り出した。


「な、なんだてめぇ。」

「セシルを返してもらうぞ。」


マサトの強力な蹴りがほどに直撃する。そしてボスはすごいスピードで後ろに吹き飛ぶ。無事セシルを助け出すことが出来た。

一方マツ会長には涼しい顔で、虎の爪のメンバー達を返り討ちにしていた。10人近く襲いかかってきたのに1歩も動くことなく撃退した。


「マサト、セシルちゃんは?」

マツ会長はマサトに声を掛ける。


「ああ気を失っているだけみたいだ。」

マサトはセシルを抱きしめながら答える。

これにて一件落着と行きたいがユキはまだ警戒していた。そして吹き飛ばさせたボスだが起き上がりポケットから小さな石を取り出した。


まさかあれは召喚石か。


「マサト気をつけろ。召喚石を使って何か召喚するつもりだ。」


「もう遅い。こいフレイムタイガー。」


ボスが叫ぶと石を握り潰した。するとそこには体長5mはある虎が現れた。

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