1 日常
初投稿です。急に続きを出せなくなったりするかもしれませんが(なるべく早く出せるように頑張りたいですが)よろしくお願いします。
出来れば下手って言わないでください、自分でも分かっていますから(涙)
「今日はどんな事を教えてくれるの?」
少女は自分の前に座っている少年に聞く
「今日はそうですね、魔法についてお話しましょう」
「ユキが教えてくれるならなんでも良いよ」
ユキと呼ばれた少年が
「エリーゼ様にそう言ってくださり私も恐悦です」
覚えたての言葉で返事をする。
「ユキいつもそんなに硬い返事じゃなくていいって言ってるじゃん」
エリーゼがユキ対して怒るが
「そうは言いましてもエリーゼ様はここエルランド王国の第二王女であり、私はただの伯爵家の息子ですから」
ユキはいつも通りの反応をする。いつもならここでエリーゼが折れるのだが今日は違った。
「人間は年上にはそんな喋り方しないって前に教えてくれたでしょ。私は8歳、ユキは10歳、本来私が敬語を使うべきでしょ」
エリーゼはとんでもない事を言い出した。ユキはまさかそんな事言われると思ってなかったので少し驚いたがすぐに言い返した。
「先程も言いましたがエリーゼ様はこの国の第二王女であり、エリーゼ様にそんな事させられません」
「もう分かったわよ」
絶対に分かっていない態度だったがユキは
「分かってくれてありがとうございます」
と言いながら「また次も同じ事を繰り返すんだろうな」と思っていた。まさかこれが最後とは知らずに。




