表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界と僕の混ざり方  作者: 吉田ドラゴン
1/2

転移そして……

 ある夏の日のこと、夏の空とは思えない黒く染まった空、僕は廃墟のような場所にいる。

何故ここにいるかも思い出せず、周りを歩き回ってみると沢山の瓦礫の山があった。

その中でも一際大きい瓦礫の山、その上に一人ぼっちの少女がいた。


彼女の瞳はあの空より黒く濁っていた、僕は彼女を妙な親近感を抱いた。

すると彼女はこちらを見て無垢に笑いかけ、そしてこう告げた。


 「さよなら、冷月(れいげつ)次は思い出してね、私はいつまでも待っているから」


僕の意識はそこで途切れた。





 

 突然だが自己紹介をするとしよう。

僕の名前は、如月冷月(きさらぎれいげつ)どこにでもいるような普通の高校二年生だ。


まぁいくら普通と言っても個性はある、軽いミリオタだったりアニオタだったりする。

学校に着くまで自己紹介を続けるとするか、そんな僕だが最近悩みがある。


最近変な夢を見るんだ、あまり覚えていないが一つだけ確かに記憶しているものがある。


 「いつまでも待っているから……ね」


溜息をつくと、後ろからうるさい声が。


 「何だ悩み事か」


いつも通りめんどくさい奴が来た。


 「朝から暗い顔しやがって、何かあったのか」


このやたらとテンションが高くてうるさい奴が、一応友達の神楽月辜月(かぐらづきこげつ)

一応僕の友達の中で、一番仲が良いのだが、そんな素振りは見せない。


 「まぁ色々とあってな、察してくれ」


僕がそう答えると、神楽月は察してくれたのかわからないが、それ以上聞いてこなかった。

もう学校に着くので、ここらで自己紹介を終わらせることにしよう。


この時の僕らは無知であった。これから起こる出来事について。






 僕はいつも通りに席についた、僕の教室は二階で僕は一番後ろの窓側の席だ。

いつも通りの日常が始まると思った、その時だった。

尋常ではない地響きとほぼ同時に、揺れた。

音を立てて割れる窓ガラス。鳴り響くサイレンの音。女生徒の悲鳴。床に散らばる数々の物。落下してくる照明。倒れる棚。

僕は幼い頃に地震を一度経験しているが、その時とは何かが違う。直感的にそう思った。

揺れの中、僕は謎の感覚に陥った。

それはまるで、人間のものとは思えない、強い悪意の塊のようなものだった。

そして揺れは数十秒で治まった。そして避難訓練のように、先生の指示通りグラウンドまで避難した。

道中ガラスの破片や、色々な物が散らばっていたが、火災などは不幸中の幸いというか起こっていなかった。

それからグラウンドでは家族と連絡を取り合う生徒や、恐怖で震えているもの、これからについて話し合っているもの、様々だった。

すると後ろから、

 「何だ生きてたのか、てっきりさっきの地震で死んだかと思ったぜ」

神楽月だった、

 「残念だったな、この通りピンピンしてるぜ」

そんな冗談を言い合っていると、神楽月が、

 「少し来てくれ、話したいことがある」

いつもとは違う真面目な表情で、そう言った。

僕は神楽月が真面目な顔になるときには、何かあるということを知っている。

連れてこられたのは人気人気(ひとけ)の無い場所だった。

 「何の用だ、こんな場所まで連れて来て」

 「冷月聞いてくれ、今起こっていることの真実と、お前に頼みたいことを」

神楽月は、今起こっていることは全て自然災害なんかじゃないと、ある人物の引き起こしたことだと言う。

そして僕への頼み事というのが、

 「冷月俺と一緒に、異世界へ来てくれ。」

という頼みだった。

 「は? 何言ってるの?????」

僕はこう返した。

というか普通の人ならこんな風に返すと思う。

すると神楽月は

 「本当にふざけてない頼みだから! 」

神楽月がここまで言うなら、本当だとは思うけど、急に異世界とか言われてもなぁ……

それから神楽月からの、詳しい説明があった。

その神楽月の説明を纏めると、その異世界にいる人物が今のような事象を起こしているそうだ。

だからそいつを倒す為に、一緒に異世界に来てくれとの事だった。

 「まず一つ質問するが、何で僕なんだ? 」

神楽月は僕が、何かの潜在能力が非常に高かっただからだそうだ。

それと他にも理由がある様子だったが、教えてくれなかった。

 「時間があまり無いんだ、早く決めてくれ」

僕はよくアニメとかで見る、異世界転生系の物語の世界に行くのかと、内心ワクワクしていたが。

最後に一つ質問した。

 「今から行く世界は、どんな世界なんだ? 」

神楽月は苦笑いしてこう言った。

 「楽しい世界さ」




  二話へ続く……

初投稿です、失踪しないように頑張ります!

応援よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ