51.5 (シアンside)
51話の最後の部分、変更しました!
俺の名はシアン。フィラルとルフスの友人だ。
今俺たちはギルドの隣にある食堂にいる。そこで昼飯を食ってたんだけど何か様子がおかしい。
フィラルは朝からルフスのことチラチラ見てるし、ルフスはいつもの明るさをなくしてるし…。
うし、フィラルに聞いてみるか!
俺はそう思い、フィラルに聞いてみた。
だが、聞いてみるとはぐらかされてしまった。
それと、ルフスにも食べろと注意されてしまった。
くそ!何で教えてくれねぇんだよ…。
もしかして、俺に知られて欲しくないのか…?
そう思った俺は、どうせまた聞いても教えてくれないと判断し、自分で考えることにした。
そして、俺は考えに考えて真実にたどり着いた。
『ルフスはフィラルに告って振られた』
と。
そう信じ込んだ俺は大声で叫んでしまった。
すると、俺の言葉を聞いた2人は必死に否定してきた。
何であいつら必死に否定するんだ…?
あ、俺に知られたくなかったんだな。
そう思った俺は1人で頷いていると、ルフスが脳内花畑と叫んできた。
なっ?!
「おい、ふっざけんな!誰が脳内花畑だ!この面食い野郎!」
「はぁ?!俺がいつ面食いになったんだ!あぁ?」
ルフスに質問され、それに答えようとしたら、フィラルが席を立ち上がったのが見えた。
あいつ、どこに行くつもりだ…?
…あ、まさか。さっき俺が言ったことは本当で居たたまれなくて逃げようとしてるのか?
そう思った俺は、面食いルフスとの話し合いを止めてフィラルに話しかけた。
すると、いつの間にか俺はフィラルの逆鱗に触れたようで、魔法で固められてしまった。幸いにも、フィラルは酸素を僅かながらも残してくれた。
やっぱフィラルは優しいな…。
じゃなくて!やべぇ、俺このままじゃ殺される…!!
その事に気づいた俺はルフスに助けを求めた。
俺の気持ちに気づいたのか、ルフスは助けてくれた。
「ぐっ…。ごほっごほっ…」
はぁ、助かった。
フィラルの魔法から解放された俺は、フィラルに何故そう思ったのか質問され、俺はそう思った理由を言った。
すると、俺の話を聞いてぶつぶつ何かを言ったあと、俺にそれは誤解だとルフスと一緒に説明してきた。
ふぅん、あれは俺の勘違いだったのか…。
でもなぁ…。ルフスはフィラルに顔逸らされたとき傷ついたのは言いたいことがあったのに無視されたからだ、とか言ってるけど、あれは嘘だな。だって、あんときの表情、好きな人に無視されてショック受けた感じだったんだよなぁ…。
ん?何でそう思うのかって?理由は簡単。男の勘だ。
まぁ、そう説明してるから信じてやるか。フィラルの言ってることだけ。
そう思った。
そして俺は今日、
フィラルは起こらせたらヤバイ、そしてルフスはへたれ
の二つを学んだのであった。
あれ、いつも思うんだけどなんでこうなるんだろ…?
まぁいっか!
シアンの勘違い、
書いていて面白いです(((*≧艸≦)ププッ