表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生少女の無双物語  作者: 胡蝶
〜記憶喪失編〜
51/62

51. 幼馴染の再会と、暴かれた前世。

誤字・脱字などがあったら教えてください!

「ハァー……今日は本当に疲れたわ……」


 ベッドに倒れ込み、今日の出来事を反芻します。

 大賢者との対決、愉快な仲間との出会い、そして……ママの衝撃のSM趣味。


(明日はいよいよ試験。少しでも休まなきゃ――)


「なぁに溜息ついてんの? 幸せが逃げるらしいぞ?」

「……うぎゃああああっ!!」


 不意に上から降ってきた声に、私は可愛くない悲鳴を上げて飛び起きました。目の前には、ニヤニヤと笑うルフスの顔。


「悪かったわね! ってか、どこから入ってきたのよ!? どいて、今すぐどいて!!」


 騒ぎを聞きつけ、アクアブルーたちが殺気立って部屋になだれ込んできました。


「フィラル、そいつから離れろ!」

「水龍、展開!」「焼き尽くしてやる……!」

「待って! みんな龍を仕舞って! 魔法も使わないで! 部屋が壊れるわ!!」


 必死に精霊たちを宥め、私は一旦みんなを外へ出しました。

 二人きりになった室内で、私はルフスを真っ直ぐに見据えます。


「ねぇ。何で私の言葉が分かるの? 今の私、日本語(前世の言葉)で叫んだはずなんだけど。それに……その『幸せが逃げる』って言葉、どこで覚えたの?」


 ルフスの顔がみるみる強張っていきます。


「お、お前こそ……何でそんなこと知ってんだよ!」

「……答えて」

「……俺が、転生者だからだ!!」


 その言葉を待っていました。


「――はい、今の言葉録音したわよ! 証拠ゲット!」

「えっ!? ハメたのかよ!?」


 へなへなと床に座り込むルフスを見て、私はふっと表情を和らげました。

確信を抱いて、私は彼にかつての名前を告げます。


「私の前世の名前は、雨宮あめみや美鈴。……よろしくね、ルフス」

「……天野あまの颯太そうた。今はルフスだ。……って、えええ!?」


 ルフスが勢いよく顔を上げました。


「お前……美鈴なのか? あの、ちょっとつり目の幼馴染の……!?」

「そうよ。お久しぶりね、そう君」


 異世界で再会した、たった一人の幼馴染。

 驚きで間抜けな顔をしている彼を見て、私の目から少しだけ涙がこぼれそうになりました。

あと数話したら学園編に入ります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ