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旧:転生少女の無双物語  作者: アイアイ
〜記憶喪失編〜
50/56

48.私は何も見ていません…

今回は短めです…(><)

「はぁ…」


「お疲れ様」


ため息をつくフィラルにそう言い、飲み物を渡すシアン。


「…ありがと」


「どういたしまして」


ハァ…。ギルド登録って大変なんだね…。

まさか魔力(マナ)がギリギリ無くなるまで使うことになるとは…。


「シアン、眠いから寝るね。あ、ママに私がここで寝てるってこと伝えといて」


「りょか」


……りょか?何それ?了解が省略された感じの言葉?

まぁ、いいわ。考えるだけ頭がぼーっとしてくる…。もう、寝よ…。


「おやすみ」


シアンはそう言うと、部屋から出ていった。




★★★★★★




「………。フィ……。………ちゃん!!」


うるさい…。まだ寝かせなさいよ…。


「お~い!おーきーろ!!」


「……」


さっきからビービービービーうるさいわね…。こっちは眠いのに何で寝かせてくれないのさ……。


「フィーちゃん、起きてるんでしょ?……返事しなさいよ」


「………い」


「ん?何?聞こえなかった」


「うるさい。まだ寝かせなさいよ。アホ。ビッチ。こっちはね、まだ眠い…の、よ……。ヒッ!」


あ…。やば…。

フィラルは言いながらさっきから自分を起こそうとしている人物を見ると、軽く悲鳴をあげてしまった。…何故なら、自分を起こそうとしていたのは般若の顔をしたアクアブルーだったのだ。


「は、ハローアクアブルー様。お、お元気でしたか~?」


「ねぇ、フィーちゃん?起こしてあげた人にアホはないでしょ、アホは。あとビッチってどういうことかな…?」


「あ、あはは…」


やばいやばいやばいやばい…。

これ、明らかに殺される…!


「ねぇ、フィーちゃん?…ちょっと私と一緒に来て?」


ひぃぃぃ!

アクアブルー様、口元は微笑みを浮かべてるのに、

何で目が笑ってないの⁈…怖いわ!


「…ご、ごごごめんなしゃい!あ…」


噛んだー!恥ずかしー!


「…ふ、ふふふ。嘘よ、そんなに怖がらないで?ね?」


にこやかに怖がらないで?って言われましてもねー、目が笑ってないよ…。

…怖いから、話逸らすか…。


「あ、あの、あ、ああアクア?何で私を起こしに来たの…?ま、ママが呼んでたの?」


「あ、忘れるとこだった…。うん、フィーちゃんのこと呼んでたよー」


「分かった」


フィラルはそう言うと、ベッドから降りてミルフィーの元へと向かっていった。


フィラルがミルフィーの元へと向かうと、そこは地獄だった。


「…」


私は何も見てないわ…。ママが男たちを叩いているところなんて見てない…。


「ミルフィー様!もっと、もっと痛みつけてください!」


「うふふ、分かったわ。思いっきり、痛みつけてあ・げ・る」


「あ、ミルフィー様!俺も、俺もお願いします!」


「おまっ!…ミルフィー様、僕もお願いします!」


なんと、ギルドの大半の男たちがミルフィーに鞭で叩かれていたのだ。

そして、男たちは嫌がるどころか喜んでいる…。まさにカオス…。


「…えと、ママ?」


フィラルがミルフィーを呼ぶと、ようやく気付いた。

そんなに集中してたのね…。


「フィーちゃん?起きていて大丈夫なの?」


え?ママに呼ばれたから起きたんだけど…。


「…まぁいいわ。それよりフィーちゃんもこいつらを叩いてみる?」


「遠慮します。ってか、もう帰っていい?」


「えぇ?まだいいじゃない」


…ごめん、これ以上ママの裏を見たくないの…。

ーー何でかって?だって、私のママ像が崩れていっちゃうもん。

だから帰るの。


「じゃね〜」


フィラルはそう言うと、転移して宿に帰って行った。


スランプになりつつある今日この頃…。


早く投稿できるよう頑張ります(`・ω・´)ゝ

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