50. 悪夢の目覚めと、ママの真実。
今回は短めです…(><)
「ハァ……ハァ……。ギルド登録って、こんなに大変なの?」
魔力を根こそぎ持っていかれた私は、シアンから差し出された飲み物を一気に煽りました。
「お疲れ。一休みしろよ」
「ありがと……ママにここで寝てるって伝えといてね……。おやすみ……」
シアンの返事を聞く前に、私の意識は深い闇へと落ちていきました。
✽・:..。o¢o。..:・✽・:..。o¢o。..:・✽
「……ん。ふぃ……ちゃ……。フィーちゃん! 起きなさい!!」
耳元でビービーうるさい。こっちは魔力欠乏で死ぬほど眠いんだから、放っておいてよ。
「うるさい……まだ寝かせなさいよ、このアホ。ビッチ。……こっちはまだ、眠いの、よ……ヒッ!」
言い終える前に、背筋に氷を突っ込まれたような悪寒が走りました。
恐る恐る目を開けると、そこには般若のような形相で微笑むアクアブルー様が立っていました。
「……ハロー、アクアブルー様。お元気でしたかぁ~?」
「ねぇ、フィーちゃん? 起こしてあげた人に『アホ』はないでしょ? あと『ビッチ』ってどういう意味かな……?」
やばいやばいやばい! 完・全・に・殺される!!
目が一切笑っていないアクアに連行されかけ、私は必死に話を逸らしました。
「あ、あの! ママが呼んでるんじゃないの!? すぐ行くから!」
「……あ、忘れるところだった。そうだよ、ミルフィーが呼んでる」
助かった……! 私はベッドから飛び起き、逃げるようにママの元へと向かいました。
けれど、辿り着いたそこは――別の意味で『地獄』でした。
「……」
私は、何も見ていない。 優しくておっとりした私のママが、ギルドの男たちを鞭でビシバシ叩いている光景なんて、絶対に見ていない。
「ミルフィー様! もっと、もっと痛みつけてくださいッ!!」
「うふふ、分かったわ。思いっきり、可愛がって・あ・げ・る」
ギルドの猛者たちが列をなし、悦びに震えながらママに叩かれている。まさに地獄絵図、まさにカオス。
「……あの、ママ?」
私が恐る恐る声をかけると、ママはようやくこちらを向きました。
「あらフィーちゃん、起きたの? あなたもこいつらを叩いてみる?」
「遠慮します。っていうか、もう帰るわ」
これ以上、私の聖母だったはずのママ像を壊さないで!!
「じゃあね! お先!」
私は返事も待たず、全力の転移魔法で宿へと逃げ帰りました。
冒険者への道は、想像以上に険しい(精神的に)ものになりそうです……。
スランプになりつつある今日この頃…。
早く投稿できるよう頑張ります(`・ω・´)ゝ




