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転生少女の無双物語  作者: 胡蝶
〜記憶喪失編〜
50/62

50. 悪夢の目覚めと、ママの真実。

今回は短めです…(><)

「ハァ……ハァ……。ギルド登録って、こんなに大変なの?」


 魔力を根こそぎ持っていかれた私は、シアンから差し出された飲み物を一気に煽りました。


「お疲れ。一休みしろよ」

「ありがと……ママにここで寝てるって伝えといてね……。おやすみ……」


 シアンの返事を聞く前に、私の意識は深い闇へと落ちていきました。


 ✽・:..。o¢o。..:・✽・:..。o¢o。..:・✽


「……ん。ふぃ……ちゃ……。フィーちゃん! 起きなさい!!」


 耳元でビービーうるさい。こっちは魔力欠乏で死ぬほど眠いんだから、放っておいてよ。


「うるさい……まだ寝かせなさいよ、このアホ。ビッチ。……こっちはまだ、眠いの、よ……ヒッ!」


 言い終える前に、背筋に氷を突っ込まれたような悪寒が走りました。

 恐る恐る目を開けると、そこには般若のような形相で微笑むアクアブルー様が立っていました。


「……ハロー、アクアブルー様。お元気でしたかぁ~?」

「ねぇ、フィーちゃん? 起こしてあげた人に『アホ』はないでしょ? あと『ビッチ』ってどういう意味かな……?」


 やばいやばいやばい! 完・全・に・殺される!!

 目が一切笑っていないアクアに連行されかけ、私は必死に話を逸らしました。


「あ、あの! ママが呼んでるんじゃないの!? すぐ行くから!」

「……あ、忘れるところだった。そうだよ、ミルフィーが呼んでる」


 助かった……! 私はベッドから飛び起き、逃げるようにママの元へと向かいました。


 けれど、辿り着いたそこは――別の意味で『地獄』でした。


「……」


 私は、何も見ていない。  優しくておっとりした私のママが、ギルドの男たちを鞭でビシバシ叩いている光景なんて、絶対に見ていない。


「ミルフィー様! もっと、もっと痛みつけてくださいッ!!」

「うふふ、分かったわ。思いっきり、可愛がって・あ・げ・る」


 ギルドの猛者たちが列をなし、悦びに震えながらママに叩かれている。まさに地獄絵図、まさにカオス。


「……あの、ママ?」


 私が恐る恐る声をかけると、ママはようやくこちらを向きました。


「あらフィーちゃん、起きたの? あなたもこいつらを叩いてみる?」

「遠慮します。っていうか、もう帰るわ」


 これ以上、私の聖母だったはずのママ像を壊さないで!!


「じゃあね! お先!」


 私は返事も待たず、全力の転移魔法で宿へと逃げ帰りました。

 冒険者への道は、想像以上に険しい(精神的に)ものになりそうです……。

スランプになりつつある今日この頃…。

早く投稿できるよう頑張ります(`・ω・´)ゝ

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