5. 最強への選択、そして光の向こうへ。
今日はいつもより長くなりましたが、
よろしくお願いします^-ω-^ฅ
「んん~、チート能力って言われても、あんまりバリエーションを知らないのよねぇ」 鑑定、身体能力強化、魔法強化……。定番どころは思いつくけれど、せっかく五つもあるのだ。 (いっそ、全部それにしちゃえば……。いや、待てよ。チッチッチ。忘れたのかい自分。チート枠は五つ。もっと贅沢に考えなきゃ!)
「別に、能力以外の『願い』でもいいんですよ?」 「……また心読んだ?」
もし読まれていたとしたら、恥ずかしさで死んでしまう。……いや、もう一回死んでるんだけどさ! 「そんなの初耳だよ! 私の思考の迷走を返してよ!」 「ごめんね?」 「……それ、読み取ったことへの謝罪? それとも初耳にさせたことへの謝罪?」 「ん~、両方かな?」
なんで疑問系で答えるのよ! もう、この神様は……。 「必要じゃない時は読まないって、さっき自分で言ったでしょ!」 「いやぁ、そうなんですけど……。目の前でそんなに百面相されたら、気になるじゃないですか」
(……はいはい、私が悪うございました。もうしませんから、さっさと続きを考えさせてください!) 「いいですよ」 「即答か!」
気を取り直して。能力以外でもいいなら、欲しかったアレを聞いてみよう。 「ねぇランス。種族を選んだり、見た目を自分で決めたりするのも、願いに含まれる?」 「もちろんです。むしろ推奨しますよ」 「よし、決めた。残りの二つはそれにする!」
私はランスに、各種族の特徴を詳しく聞いた。 白銀の髪に藍色の瞳を持つ、天界の住人**『天使族』。 漆黒の髪をなびかせ、血に飢えると瞳を紅く染める、長命な『吸血鬼族』。 不老不死で絶世の美形だが、鼻持ちならないほど傲慢な『神族』。 そして、稀に最強の力を得るが、そうなると一生を国に縛られる『人間族』**。
「……うん、決めた。私の種族は、天使族にする!」 「おや、いいんですか?」 「うん。吸血鬼は仲間思いじゃないし、神族は傲慢になりそうだから却下。人間も縛られるのは御免だわ。……その点、天使族はかっこいいし、仲間思いなんでしょ? 最高じゃない」
自由で、強くて、仲間を大切にする。それが私の理想だ。 「種族は天使。能力はさっきの三つ。……で、最後の一つは、ランスに任せるよ。私に一番似合うやつ、選んでおいて」
私が不敵に笑うと、ランスは少し驚いたように目を見開き、それから優しく微笑んだ。 「分かりました。僕のとっておきを贈っておきます。……さあ、異世界転生を始めましょう。美鈴ちゃん。二度目の人生、思う存分『無双』して、楽しんでくださいね」
「うん、楽しむよ! 天界の特等席から、しっかり見ててよね、神様?」 「ええ。暇があれば……いえ、ずっと見ていますよ。――また会おうね、美鈴ちゃん」
ランスが言い終えた瞬間、黄金の世界は弾け、視界は真っ白な光に包まれた。 新しい世界、新しい自分。 美鈴の「無双」の幕が、今、上がる――。
今日も読んでくださり、
ありがとうございます(ू•ᴗ•ू❁)




