48. 怪物ルーキーの集い。そして、暴露大会?
遅れてすみません!m(。≧Д≦。)m
「……ん。ここ、どこ?」
目を覚ますと、そこは真っ白な天井。どうやら医療室に運ばれたようです。
「医療室だよ。……フィーちゃん、負けたからって自分を責めちゃダメよ?」
現れたフランシアは、相変わらずのマイペースな励ましを残して消えていきました。
「……ありがと。……で、そこの二人。いい加減隠れるのやめたら? 魔力でバレバレよ」
私が壁際へ声をかけると、バツが悪そうに二人の少年が姿を現しました。
「お前、人の名前くらい覚えろよな。俺はルフス。よろしくな、フィンランド!」
「あたしはフィラル! 国名じゃないわよ!」
「俺はシアンだ。よろしく、フィッシュボーン」
「フィラルだってば!!」
赤髪のルフスと、青髪のシアン。
口を開けば喧嘩ばかりの二人ですが、どうやら私の戦いぶりを見て「強い」と認めてくれたようです。
「三人とも、ティフォディオークテの『冒険者科』を目指すのね。いいわ、一緒に頑張りましょう!」
私はふと表情を引き締め、二人に問いかけました。
「ねぇ。二人とも、人間じゃないわよね?」
「……なんでそう思う」
シアンの瞳が鋭く光ります。私はクスリと笑いました。
「だって、私の『ナイトメア』が効かなかったもの。あれ、人間族にしか効かない魔法だもの」
観念した二人は、それぞれの正体を明かしました。
シアンは吸血鬼族。そしてルフスは、歴史の表舞台から消えたはずの希少種――『竜人族』。
「……へぇ。じゃあ、私の正体も教えてあげる。内緒よ?」
私は二人の耳元で囁きました。
「あたしは天使族。精霊王と上級妖精を使い魔にしてる。……もしバラしたら、闇魔法で記憶を消去してあげるわ」
言い終わった瞬間、二人の顔が凄まじいことになりました。
ルフスは顎が外れそうなほど口を開け、シアンに至っては衝撃のあまり白目を剥いています。
「ぷっ……あはははは! 何その顔! まじウケる!」
大賢者に負けた悔しさも吹き飛ぶほどの変顔に、私はお腹を抱えて爆笑しました。
「「笑うな!!」」
二人の叫びが響いた時、タイミングよく扉がノックされました。
「失礼。フィラルよ、起きておったか」
入ってきたのは大賢者ラクサス。
「お主に、今から行ってもらいたい部屋がある。付いてきなさい」
大賢者の眼差しは、先ほどの戦いの時とは違い、どこか試すような深みを持っていました。
「……分かったわ。じゃあ二人とも、また後でね!」
私は新たな友人たちに手を振り、再び「伝説」の背中を追いかけて歩き出しました。
ありがとうございました!




