41.いよいよ決闘です!
40話の内容を少し修正しました!
「やばいやばいやばいやばいやばい!」
「フィーちゃん?さっきからやばいやばいうるさいよ?この一週間頑張ったんじゃないの?」
そう言うのはフィラルの友達、ネフィー。だったけど今は執事のノエル。
「この一週間あたしだって頑張って練習したよ!でも…でも!」
「はいはい、でもでも言わないの。フィーちゃんが決闘を選んだんでしょう?なら自分で責任とる!だいたいフィーちゃんはね…」
そう言ってを説教し始めるノエル。
「ふふふ」
「…あ、ママ!」
「朝から元気ね〜。まぁ、いいけどね。時間大丈夫なの?」
ミルフィーに言われて、時計を見てみると集合時間一時間前になるところだった。
「あ!…もう!ノエル君がいちいち説教するから時間なくなっちゃうじゃん!これじゃ、本番前の練習できないじゃん!」
「…ごめん。じゃあ、転移して行こう」
え?
そう言うと、前触れもなしに転移しようとするノエル。
「え?ちょっ!えぇ?」
待って!私まだ陣に入りきれてない…!
「では、フィーちゃんのお母さん。行ってきます」
「ふふ、行ってらっしゃい。私も後から行くわね〜」
ミルフィーが言い終わった途端に集合場所に着いたノエルたち。
「……くん」
「ん?どうしたの?」
「あなたの役目は何?」
突然フィラルがそんな質問をしてきた。
「フィーちゃんをお守りすることだけど?」
当然というようにそう答えるノエル。
「そう。じゃあ、じゃあ、何であんたはあたしを殺そうとした!あと少し遅くお前の唱える陣に全身が入れなかったらこっちは体のどこかが無くなってるか、自分が死ぬところだったんだぞ!…こんのバカ!」
「ごめん。フィーちゃんなら大丈夫だと思って…」
「あ、そう。まぁいいや。練習するからお詫びにノエル君も手伝って?」
「分かった!」
そう会話をすると、本番前の練習ができるという場所に向かっていった。
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「フィーちゃん、もうここで終わりにしよう。そろそろ時間だよ」
汗も息も乱さずにノエルはそう言った。
「……はぁ…。わか、った。それ、じゃあ。行こ?」
乱れた息を何とか治して約束した場所に向かうフィラル。
何でこいつ息乱してないの⁈
「あ、フィーちゃん?転移しなくていいの?」
「うん。転移魔法の無駄遣い。っていうか歩いて行った方が気持ちが落ち着くし」
「…そう」
「んじゃ、早く行くよ?」
「あ、待って!」
フィラルがノエルを置いてこうとすると、急いで後ろから追いかけてきた。
「あ、着いた」
ノエルと話しながら約束した場所に向かった。
「ねぇ…。ここが、決闘する場所なの?」
「へ?何言ってんの?ここ理事長室だよ?いくら何でもそれはないよ」
「だ、だよね〜。あはは〜」
そう言うと、気持ちを切り替えて扉を叩いた。
「入れ」
「失礼します」
「フィラルちゃんたち!遅いじゃない、か…。って誰⁈その美人の隣にいるやつはノエルだって分かったけど、君、誰?」
突然フィラルの姿を見て誰と言い出すセンリ。
でもまぁ、それは仕方がない。なぜなら、今私は変身魔法を解いた状態でいるから。
ふっふっふっ、センリお兄ちゃん驚いてる驚いてる!
「センリお兄ちゃん…。その顔間抜けずらね…」
「あはは、仕方ないよ。僕も今日の朝見て驚いたからね〜」
「へ?その声ってフィラルちゃん⁈今の美人な子ってフィラルちゃんだったの⁈」
「うん、そうだよ〜。…まぁ、そこはどうでもいいとして、早く殺ろうよ〜!」
ニコニコ笑いながら言うと、センリが顔を引き攣らせた。
「う、うん。それじゃ、闘技場に行こっか。あ、でも転移魔法は僕は使えないから歩きで行くね?」
「分かった。でも、早くしてね?」
「あ〜、うん」
そう返事すると、椅子から降りて行ったセンリ。そしてスタスタと理事長室から出て行った。
そのあとを急いで追いかける二人。
はぁ〜…。この一週間で上達したと思うけど…。センリお兄ちゃんに勝てるかなぁ…?
そう不安を胸に秘めて、フィラルたちは闘技場へと向かっていった。
ヤッホー!
えっと、活動報告にも載せたんですけど、念のために後書きにも闇ギルドについて説明したいと思います!
闇ギルドとは!
闇ギルドとは、犯罪や違法を行う人たちが集まったギルドです。闇ギルドにいる人たちの仕事はほとんどが殺人や封印された悪魔や魔物などを解き放ったりするものです。
えっと、最後に一言なんですけど…。もしこれが分からないよ〜!や、ここおかしいよと思うところがあれば感想欄にお書きください!(✿ᴖ.ᴖ✿)
お待ちしております!(◍•ᴗ•◍)