38. 蘇る悪夢、そして集いし精霊王。
今日もお願いしますm(_ _)m
特別室。冷たい空気の中で、ミューザの瞳がギラリと歪みました。
「全属性、そして規格外の魔力……。人外とのハーフか、あるいは……」
彼女は容赦なく、私に「国の方針」を突きつけました。人外との婚姻は罪であり、その疑いがある者は拷問し、情報を吐かせる。そして、私の「母様」を連行するとまで言い放ったのです。
「やめて……! ママは関係ない、離して!!」
抵抗すればするほど、縄が手首に食い込みます。 ――連行。拷問。処刑。 その言葉が引き金となり、私の脳裏に「見てはいけないはずの景色」がフラッシュバックしました。
(嫌だ、嫌だ、嫌だ!! また、あんな風に家族を失うなんて……!)
その瞬間、頭の中で「パリン」と何かが砕ける音がしました。 ドロドロとした膨大な記憶が、私の意識を真っ白に塗りつぶしていきます。 レボルヴァ家の惨劇。血まみれの母様と姉様。自分を庇ってくれた精霊たち。 ……すべてを、思い出した。
「……いやぁぁぁぁぁぁ!! 母さま! 父さま!!」
過去と現在の絶望が混ざり合い、私は絶叫しました。
「うるさいですわね。兵士たち、この子を黙らせなさい!」
ミューザが命じた、その時です。 部屋の空間がバキバキと音を立てて割れ、暴力的なまでの魔力が吹き荒れました。
「うちの主に、汚い手で触んじゃねぇよ」 「フィーちゃん!!」
爆煙の中から現れたのは、懐かしくも愛しい、水の精霊王アクア。 そして、雷のレイ、闇のテネブラエ、火のファイア。かつて私を赤ん坊に戻して救ってくれた、最強の守護者たち。
「せ、精霊王!? なぜ、この小娘のために……!」
腰を抜かすミューザを、テネブラエが氷よりも冷たい眼差しで見下ろしました。
「小娘、だと? ……この子は我らが王。精霊と妖精の姫だ。貴様らのようなゴミ溜めに置いておくわけにはいかなくなった」
アクアが優しく私を抱きしめ、額に手を当てます。
「もう大丈夫だよ、フィーちゃん。……ゆっくり眠って」 「あく、あ……」
安堵と共に意識が沈んでいく中、最後に聞こえたのは、精霊王たちの無慈悲な宣告でした。
「この国に魔法の加護はもう不要だな。……せいぜい足掻け、メス豚共」
「アディオス、アミーゴ! 二度と会うこともねぇだろうがな!」
光の渦が私たちを包み込み、気づいた時には、あの忌々しい特別室から私たちは消え去っていました。
グダグダになってしまいましたが、
読んでいただきありがとうございますm(。>__<。)m




