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旧:転生少女の無双物語  作者: アイアイ
〜記憶喪失編〜
38/56

36.どうしよう‼︎

今日もお願いしますm(_ _)m

奥の部屋に連れられたあたし。

いったい何をされるの…!


「ふぅ、では、フィラル様はどうぞお座りください」


「う、うん」


……言う通りに座ったけど、何が始まるの⁈

嫌な予感が…!


「では、まず質問を致します」


ひぃぃぃ‼︎


「な、なななな何を?」


「まぁ、そんなに緊張しなくても大丈夫ですわ。ただ、質問するだけですので。

では、質問致します。…フィラル様は妖精か精霊と契約しておられるのですか?」


「……は?」


「ですから、妖精か精霊と契約しておられるのですか?」


こちらも口には言わないけど、

さっきから何を言ってるの?あなたは。


「……は?してないよ?何で?」


思わず警戒してしまうフィラル。


「そうですか…。それと何で、というのは、普通の人間はあんな魔力量なんて持ちませんわ。持つならば妖精か精霊と契約している者か、人外、人外とのハーフの子だけです。それに、全属性なんて…。ありえませんわ」


そう言うと、知らない大人たちと話し出した。ミューザの人格変わってる…!はぁ…。

……どーしよ…。ステータスで見たけど、あたし人外で、天使族でーす…。

はぁ…これ、ガチめに終わったパティーンね。

……でもほんっとどーしよ。このままじゃ王家に一生仕える可能性あるじゃん。そんなの却下なんですけど…。まぁ、そんなことになったら、めっちゃ否定するけどね…。

じゃなくて!ミューザは、もしかしてたまに全属性を持って生まれる子がいるって知らないのかなぁ?

って、あれ?あたし何を言ってるんだろ。ま、いっか。

フィラルが内心わたわたしていると、どうやらミューザたちの方は話終わったのか、ミューザが口を開いた。


「では、こうしましょう。今からあなたのお母様を連行致しますわ。きっとあなたのお母様なら何か分かるはずですし」


はっ⁉︎な、何で⁈嘘よ。というか、はーなーせ‼︎


「離して‼︎というか何で⁉︎」


「あら、ご存知ないのですか?」


何をよ‼︎って、離す件は無視⁈

まぁ、いいや。どうせ、抵抗しても束縛が強くなるだけだし…。そう思い、抵抗をやめた。

抵抗をやめたフィラルに兵士たちはフィラルの手首を縄で縛った。


「この国の掟は人外などと異類婚姻譚してはいけない。もし、その者が出た場合即処刑か、国外通報のどちらかになる。そして、もしその可能性がありえそうな人々は即連行して、拷問でもなんでも情報を聞き出す、と」


それを聞いた途端、あたしはもんのすごく抵抗した。もちろん抵抗しても束縛が強くなるだけと知っていたが、それでも抵抗せずにはいられなかったのだ。

……な、何で、何で何で何で⁉︎

国外通報ならまだしも、処刑なんて…。あんまりだわ!しかも、可能性がある人々を連行して拷問なんて‼︎

それに処刑なんて……嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…‼︎

なんでこんなことになるの⁈家族が死ぬなんて…。またあの時と同じじゃない‼︎

って、え…?あたし、何言ってるんだろ…。あの時?あの時っていつ…?

何か思い出せそうで、思い出せないものを必死に思い出そうとすると、どこかが割れる音がしたと思ったら、莫大な記憶の量があたしの中に入ってきた。



あ……。思い、だした。昔…。あたしの家族はみんな死んじゃったんだ…。あたしだけ生き残って、みんな…みんな…………消えちゃった。


「…や…」


「あら?」


「いや、いやぁぁぁぁぁ‼︎母さまぁぁぁ!父さまぁぁぁ!」


頭、痛い…。

アクア…、フランちゃん…。みんな、助けて…。


「な⁉︎うるさいですわね。そこのあなたたち。この子を取り押さえてくださいまし」


そう言われた兵士たちは、フィラルを抑えようとする。しかし、それは失敗に終わった。

なぜなら、フィラルの使い魔が来たからだ。


「フィーちゃん‼︎」


「あ、くあ…な、の?」


「うん!うんうんうん!アクアだよ‼︎フィーちゃんの友達のアクアだよ‼︎もう大丈夫‼︎私たちがフィーちゃんを守るからね!」


そう言うと、アクアはフィラルを眠らせた。




「ふふふ、さぁて、これからあなたたちをどうしようかしらね?」


アクアは、フィラルを床に眠らせると、立ち上がってミューザたちの方を見た。


「精霊⁉︎しかも妖精まで…。何でここにいらっしゃるのでしょうか?」


「あら、いちゃ悪い?」


「い、いえ。そう言うわけでは…」


「ふふ、あのね?この子は私たちの主人なの。そう、精霊王と妖精王のね」


「何ですって⁉︎」


「本当だ。事実、精霊は人化しないだろう?」


「え、じゃ、じゃあ…。私たちは大変なことを…‼︎あ、あぁ、ど、どうかこの国のためにも魔法を無くさせないでください‼︎」


「…その願い。応えることはできん」


「な⁉︎」


「……あたしたちはこの国がどうなろうが気にならないの。一番大切なのはフィーちゃんが無事なこと」


そう言うと、床に眠るフィラルを見る雷の精霊王、レイ。


「そんじゃ、せいぜい頑張りな?メス豚共」


そう言ったのは、闇の精霊王、テネブラエ。

そのテネブラエの言葉とともに、ファイアがフィラルを抱きかかえた。

そして一言。


「アディオス、アミーゴ!」


その言葉とともに消えていったフィラルたちであった。


グダグダになってしまいましたが、

読んでくれて

ありがとうございましたm(。>__<。)m

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