閑話.私の主(フランシア視点)
多少残酷な表現とフランちゃんが病んでれみたいになってしまいます。
苦手な方はお気をつけ下さいm(__)m
私の名前はフランシア。種族は妖精。
私はとある少女の使い魔。その主の名前は……
「フランちゃん!ヘルプミー!」
「はいはーい!呼ばれて飛び出てきたフランちゃんでーす。どうしたの?」
「あのね、この屋敷から出たいんだけど迷子になっちゃった!どうしよう?」
フィラル。この子が私の主。
もう本っ当にフィーちゃんは可愛くて綺麗で、自慢の主なの‼︎
さっらさらの白銀の髪の毛に、綺麗な藍色の瞳。
整った顔立ちで、焼けることを知らない綺麗な白い肌。
そして笑うともうちょー天使‼︎天使だけどさ。
「……んじゃ、翼を使って飛べば?」
「は?翼まだ生えないよ?」
「フィーちゃんは、今何歳?」
私がそうフィーちゃんに質問すると、フィーちゃんは、は?何言ってるのフランちゃん?的な顔になった。
「は?フランちゃんの知ってる通りのピッチピチの5歳だけど?」
「んじゃ、フィーちゃんのお姉さんが言ってた翼が生える年齢は?」
「それは5さい……あっ!」
「そう。5歳。それと、フィーちゃんは今5歳。ちょうど飛べる年齢になってるよ〜」
「んじゃあ、飛べるんだ!…でもどうやって?」
え…
「…わからん」
「おいぃぃぃ‼︎」
「ごめん、ね?」
私はそう謝るとそそくさと逃げた。
後ろから叫び声が聞こえてきたけど、ぜったいに気のせいだ。うん。
まぁ、これも含めてフィーちゃんとの思い出は沢山ある。
私とフィーちゃんが出会ったのはフィーちゃんがまだ赤ん坊の頃。
フィーちゃんってばね、赤ん坊の頃からめっちゃ可愛いしね、面白かった。
まぁ、いろいろあったけど楽しかった毎日だった。
でもね、幸せは長くは続かなかった…
私がそこらへんをブラブラしてたら
私の大事な大事な主のフィーちゃんが血まみれになって倒れてたの。
なんか知らない男の人に剣で刺されてた。
私の、私の主をフィーちゃんをよくも…!
私は怒りが抑えきれなくてやばかったわ。まぁ、みんなもそうだったからみんなにこの男を殺そっか!と提案したらみんな賛成してくれたわ。
フィーちゃんには私の、私たちの醜い姿は見せれないからフィーちゃんたちを避難させたの。
まず最初にこいつとこいつの仲間をまず、串刺しにしたわ。その後に体のパーツを取って行って……まぁ、これ以上は言えないけれどね。取り敢えず苦痛味わせながら殺したわ。
フィーちゃんがお前らのせいでどんだけ苦しんだかを体で思い知らせたわ。
でね、こいつらを殺し終わった時にフィーちゃんの声が聞こえたの。
「みんな……。また、会おうね?」
って言う声が。それで私、もうフィーちゃんはいないんだって思ったの。
…ごめんね…ほんとに、ごめん!助けてあげられなくてごめんね!
今度こそ、助けてあげるから!だから待ってて…。
悲しい表現で行こうと思ったのにフランちゃんがヤンデレみたいな子になっちゃった。
まぁ、いっか‼︎
あと、しばらく閑話が続くと思いますので、新章はもうしばらくお待ちください!