24. 残酷なギフトと、最高神の降臨。
遅れてすみません!m(_ _)m
「お詫びに、欲しいものを三つ叶えてあげる!」 エリカの言葉に、私は即答しました。 「じゃあ一つ目。最高神と契約したい!……もちろん、使い魔としてね」
「「……は?」」 神族二人が固まりました。人を生き返らせる以外は何でもいいって言ったのは、そっちじゃない。 「美鈴さん、あなた……僕が授けた『妖精と精霊の姫』というギフトの恐ろしさを、まだ理解していませんね?」 ランスヴァンが頭を抱えました。どうやら、彼が勝手に私に持たせたそのギフトは、とんでもない代物らしいのです。
「妖精と精霊のすべてに愛される『姫』。けれどその本質は……もし姫を傷つける者がいれば、たとえそれが姫の大切な友人や家族であっても、精霊たちが総出でそいつを『殺害』する。……お姉ちゃん、そんな愛に耐えられるの?」
エリカの真剣な問いに、背筋が凍りました。 (何それ、愛が重すぎる! 私の大切な人たちを、私の守護者が殺すなんて、そんなの絶対嫌よ!) 無意識に発動したそのギフトのせいで、今頃レボルヴァ家には心配した精霊たちが押し寄せて、大変なことになっているのだとか。
「……まぁ、その話は後よ。早く最高神のところへ連れて行って!」 私は強引に話を前に進めました。 「分かったよ。じゃあ、転移するね。いっくよー!」
視界が揺れたと思った瞬間、そこは豪華な宮殿の廊下でした。 騎士たちの静止を黄金の許可証(!)で突破し、私たちはある一室の前で待たされることになりました。
「ねぇ、ランス。アクアを呼んでもいい?」 「呼んだぁ?」 返事をする前にアクアブルーがヌッと現れました。相変わらず神出鬼没ね。 「アクア、あんた最高神ドラグニールと知り合い?」 「ドラ? うん、腐れ縁だよ。……え、フィーちゃん、ドラと使い魔契約するの? 私やファイアの時は様付けなのに、最高神は呼び捨てなの!? ひどいよぉ!」
アクアが隅っこでいじけ始めました。……精霊王の威厳が台無しよ。 私はそんな彼女を無視して、エリカに二つ目と三つの願いを告げました。 「二つ目は、『全世界の理不尽な規則を書き換える権利』。三つ目は……エリカ、あなたに任せるわ」 「オッケー! お姉ちゃんの夢、全力でサポートしちゃうよ!」
これで冒険者への道も安泰……と思ったその時。 部屋の奥から、空気を震わせるような重厚な声が響きました。
「――呼んだか?」
扉が開くと同時に、凄まじい神威が溢れ出しました。 そこに立っていたのは、書類の山を抱えながらも、すべてを統べる瞳を持った男――最高神ドラグニール。
「……え、本物?」 私の人生三つ目の大きな契約が、今、始まろうとしていました。
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