23. 衝撃の再会と、無意味だった(?)命。
2日遅れのmerryx'mas(*^^*)
今日は短めです。
「……みすず、みすず! 美鈴!! 起きてください!!」 「んん……まだ眠いから寝かせてよ、婆や……」 「誰が婆やですか!!」
うるさいなぁ、と目を覚ますと、そこは趣味の悪い黄金の部屋。 目の前には、見覚えのないショタ……いえ、少年が立っていました。 「誰、あんた。私、こんなショタの知り合いなんていないんだけど」 「ひどいですよ美鈴さん! 案内人の僕を忘れたんですか?」
少年がふわりと光に包まれ、超絶美青年に姿を変えました。 「……ん? 確かに見たことあるけど、私の知ってる人はもっとほっそりしてて、髪が長めで、あと足が1cmくらい長かったはずよ」 「注文が細かいな! ……これでどうですか」
注文通りの姿になった青年を見て、私はようやく思い出しました。 「あぁっ! ランス……ソーダじゃなくて、ランス……ボーイでもなくて、ランスヴァン!!」 「……ようやく思い出しましたか。ランスヴァンですよ」
彼が言うには、ある人が私に会いたがっているとのこと。 そこへ、一人の可愛らしい女の子が入ってきました。
「お姉ちゃん!!」 「うわっ!」 いきなり抱きつかれて、私は床に尻もちをつきました。誰よ、この子は。 「美鈴お姉ちゃん、久しぶり! 元気だった?」 「えっと……誰?」 「あ、そうか。今の姿じゃわからないよね。じゃあ、変えるね!」
女の子の姿が、一瞬で変わりました。 それは、前世の私が死の間際に助けた、あの時の女の子。 「……え、嘘でしょ。なんであなた、ここにいるの!?」 「うふふ、あのね。私……実は『神族』なんだよ!」
彼女の名前はエリカ。聞けば、暇つぶしに地球へ遊びに行き、帰りがけに黒ずくめの男に襲われたのだと言います。 「……ねぇ、ランスヴァン。一つ聞いていい?」 「何でしょう」 「神族って、刺されて死ぬの?」 「いえ、全然大丈夫ですね。ピンピンしてますよ」
――沈黙。
「……じゃあさ。私、助けなくてもよかったんじゃない?」 「あはは……。まあ、美鈴さんの魂が綺麗だったってことで……」
(ふざけんなよぉぉぉ!!) 私の死は、完全なる「お節介」だったわけ!? 無意味に終わった前世の命を思って、私は天を仰ぎました。
「ごめんねぇ、お姉ちゃん」 「ごめんで済むなら命を返せー!!」
私の悲痛な叫びが、キンキラキンの黄金の部屋に空しく響き渡ったのでした。
今日も読んでくれてありがとうございました。
すみません。しばらく一週間ほど、投稿を止めます。-_-b




