23.何でいるの⁈
2日遅れのmerryx'mas(*^^*)
今日は短めです。
「....ず、....すず、みすず!美鈴‼︎...起きてください‼︎」
「んん、まだ眠いからねかせてよ婆や.....」
「誰が婆やですか‼︎」
「もう、うるさい‼︎婆やは婆やで、しょ.....って誰あんた‼︎」
「ちょっ!美鈴さんひどいですよ‼︎忘れたんですか?僕のこと」
「....ごめん、私こんな人友達にいないし、知り合いもいない」
「ちょっ、地味にひどいですよ。.....本当に僕のこと忘れたんですか?」
「うん」
知らない。ってか誰だよあんた。私こんなショタっぽい人なんて知らない。
っていうかここどこよ。黄金の部屋なんて趣味悪いわね〜…。
「ハァー。ここは僕の部屋です。……では、この姿ならわかりますか?」
そう言うと、ショタっぽい人が超絶美青年君に変わった。
「ひっ‼︎」
「この姿どこかで見たことありませんか?」
「……ん?確かにどっかで見たことがあるけど、私が見たことがある人はちょっとほっそりしてて、髪がもうちょっと長めで足が1cm長い男の人だよ」
「…細かいな。まぁ、いいですけど」
そう言って私の言ったとおりの人に変わった。
あっ!この姿なら思い出せそうかも。
「えっと…ラムスガンでもなくて、ラムソーダでもなくて、ラ、ラ、ランスボーイだ‼︎」
「いえ、ランスまではあってるんですがそのあとが違います。私はランスヴァンですよ。美鈴さん」
「……あぁぁぁ‼︎思い出した‼︎」
「ようやく思い出しましたか」
「んで、何のようなの?」
「何の用って言われてもですね。とあるお方があなたに会いたいとおっしゃっていたので来てもらいました」
ふーん。とあるお方って誰なんだろ?
「まぁ、この後わかりますよ」
はぁ………。
コンコン。
「失礼します。ランスヴァン様。エリカ様を連れてまいりました」
「分かった。お前はもう下がっていい」
そう言われた兵士さんらしきものは下がっていった。
っていうか口調変わってるよ?
「しつれいしま、す……ねぇランスヴァン?この子って美鈴お姉ちゃん?」
「嗚呼、そうだけど」
「……お姉ちゃん‼︎‼︎」
「うわぁ‼︎」
いきなり飛びつかれて転んでしまった私と女の子。
「みすずおねえちゃん!久しぶり〜‼︎元気だった?」
「…ねぇランスヴァン、この子誰⁈」
「……おねえちゃん、私のこと覚えてない?」
「エリカ、みすずが覚えていないのは仕方がないよ」
「えぇ、何で?」
「お前の姿があん時と違うからだ」
「あっ、確かに。んじゃ、変える」
そう言うと、エリカという子は以前私が助けた女の子に変わった。
……は?何でいるの‼︎
「うふふ、あのね〜…私ね、神族なんだよ!」
「は?へ?何、いってるの?」
「わかんないかぁ…。んまぁ、わかんないのも仕方がないよね…」
いや、違う違う違う。そういうことじゃなくて…。
「じゃあどういうこと?」
「えっと…何で、神族が地球にいるのかってこと」
「嗚呼、それはね〜…遊びに行ったんだよ。地球に」
「は?」
「うんとね、遊びに行ったのは良かったもののね、知らん黒ずくめ男が刺そうとしてきたんだよ。帰りに」
「それで、私が助けたと…」
「うん、そうなるね〜」
「……あのさ、ランスヴァン。神族ってさ、刺されても大丈夫なの?」
「えっと…はい、大丈夫ですね、はい」
「……ねぇ、だったらさ、私さ、助けなくても大丈夫だったんじゃない?」
「………あはは〜…」
……おいおいおいおいおーい‼︎私が助けたのは無意味だったってこと⁈…なによなによなによ!無意味だったんなら私の命返せよ‼︎‼︎
「…ごめんねぇ?」
「ごめんで済むんだったら命返せー‼︎」
「ごめん。それは無理かも。……だから、ごめんね?」
「おーい‼︎‼︎」
私の叫び声が、黄金の部屋に響いたのだった。
今日も読んでくれてありがとうございました。
すみません。しばらく一週間ほど、投稿を止めます。-_-b