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旧:転生少女の無双物語  作者: アイアイ
〜幼少期編〜
22/56

22.翼ゲットォ‼︎

ブクマが50件に到達しました‼︎(๑>◡<๑)

ブクマ、ポイント等

いろいろありがとうございますm(__)m

母様たちと仲直りしてから数ヶ月が経ちました。結局私の魔力制御レッスンは母様たちのせいで私が魔力制御できるようになってから取りやめになっちゃって、私は礼儀作法をお勉強することになりました。

........魔力制御レッスンまだやりたかったのに....。


「フィラル様?聞いておられるのですか?」


「聞いてます....」


「ノンノンノー!そこは『聞いていますわ』というのですよ」


「は....わかり、ましたわ......」


......もうやだ。なんかこの礼儀作法のお勉強は精神的にダメージを食らうんだけど....。

何で『わかりましたわ。オホホ〜』って言わなきゃいけないのよ!私が想像していた礼儀作法は姿勢とか礼儀だとかそういうものを習うと思っていたのに何で言葉遣いを正されなきゃいけないのよ!別に今までで良いじゃない!めんどくさい....。


「フィラル様。礼儀作法がお嫌いなのはわかりますが、これはあなたの将来のためでもありますのよ?たとえあなたが次女でレボルヴァ公爵家の家名を持たなくてもあなたは王太子様の婚約者候補。その婚約者候補様が礼儀作法がなっていなければ周りの方々に舐められてしまいますわよ?」


「はい?マダム、何故私が王子様の婚約者候補になっておられますの?陛下には断ったはずですわ」


「あら、そうなのですか?....コホン、ところでフィラル様は今お幾つですか?」


「マダム。レディーにお歳を聞くなんて失礼ですわよ?」


私が一生懸命一言一言頑張ってお嬢様語でマダムに反論するが、マダムにはまだまだだったらしい。......あっ、そうそう。私の礼儀作法の教師マダムは婆やのニイナ。婆やって色々とすごいよね!変装できるし、礼儀作法の先生になれるし、お婆ちゃんなのにはやく走れるしといろいろハイスペックなのよ!羨ましいわ〜。


「オホホ、まぁいいじゃないですか」


「......5歳ですわ」


「ほぉ、5歳ですのね。ということはもう翼を出して飛ぶこともできる年齢ですわね」


「ん⁇それがどうしたの?」


「....フィラル様、口調が戻っていますわ。....まぁそれは良いとして、ちょっと礼儀作法レッスンをお休みしましょうか」


は?休ませてくれるの⁈ってことはしばらくは礼儀作法レッスンとはおさらばだ!


「や、やった〜‼︎」


「ですが、その休みはフィラル様が飛べるように訓練期間にいたしますわ。いいですね?」


威圧感たっぷりの笑顔で言われてしまって断れないフィラル。

.....はぁ?ってことは休みをもらっても意味ないじゃん!っていうか別に飛べなくたって良いし!


「フィラル様。もし飛べなければあなたは一生お屋敷の中ですわよ?それでも良いのでしたら訓練はしませんけど」


い、一生お屋敷の中なんていやだー!そんな生活つまらないし何より私の夢が叶わなくなる‼︎


「いやだ‼︎」


「それじゃあ、やりますわよね?」


「.......はい」


私が返事すると、婆やはにっこりと笑って「さぁはじめますわよ〜」と言った。

....えっ!今から⁈


「えぇ、今からですわよ」


そう言って私を庭に連れて行く婆や。


「では、フィラル様。翼を出してみてください」


婆や、口調戻ってる....。っていうか


「翼を出す?」


「はい。出すんです」


「....どうやって?」


「まさか、それもできないのですか?」


「うん」


「....はぁ、では説明します。フィラル様は魔力制御レッスンで魔力(マナ)の制御の仕方を覚えましたね」


「うん、それとこれに何の関係があるの?」


「それはですね、フィラル様。.....説明よりも体験した方がいいかも」


「ん?なんか言った?」


「いえいえ、何でも。....コホン。フィラル様、では、魔力(マナ)をあなたの背中に集めてみてください」


「....?分かった」


いきなりどうしたんだろう?何で魔力(マナ)を背中に集めなきゃいけないの?まぁ、いいけど。

...........スゥ、ハァ。スゥ、ハァ。では、やろっか。

まずは体内の中心にある魔力(マナ)を思い浮かべて、思い浮かべたら固まってる魔力(マナ)を体内に行き渡らせた後は、行き渡らせた魔力(マナ)を背中に集中させる、でいいよね。


「......どうやら、準備万端ですね。それでは私が言い終わったら、言ったことを真似てみてくださいね。

『我、フィラルは神々に要求する。どうか我に天使族としての証である翼を‼︎』です。あっ、あと言い方は意味が変わらなければ変えてもいいですよ」


「うん、分かった。

『私、フィラルは神々に願います。....どうか私に天使族としての証である翼をください‼︎』」


そう言い終わった後に、背中に火傷するくらいの熱さを感じた。


「っっ‼︎‼︎」


痛い、痛い痛いいたいいたいいたいイタイイタイ‼︎‼︎!

なにこれ、めっちゃつらい‼︎


「ああああ!!!!!!」


「フィラル様‼︎」


「何の騒ぎだ‼︎」


「.....フィラル⁈」


「フィーちゃん‼︎」


「フィー‼︎」


「とうさ、ま、か、あさま、ね、え、さま、にいさま。痛いよぉ。くるしいよぉ。っ!!!!痛い痛い痛いいたいいたいいたいいたいいたいイタイイタイ‼︎‼︎‼︎」


「フィラル‼︎‼︎」


母様の声が聞こえたが最後、私の意識はプツリと切れた。







今日も読んでくださり、

ありがとうございます(*^^*)

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