21.すみませんでしたー!!
今日は短めです( ๑⃙⃘'ᴗ'๑⃙⃘ )
ノエル君に両親の元へ連れ去られてから私はずっと1時間以上喚いていた。.......こんのバカ執事‼︎何で母様たちの元へ連れて行くのよ‼︎
「バカノエル君!アホ、おたんこなす、すっとこどっこい!何で連れて行くのよ!もう、罰としてノエル君のことをノエルって呼び捨てにするんだからね!…あとこれから私に話しかけないで!」
「えっ‼︎ちょいと待って‼︎呼び捨てはまあいいけど、話しかけるなって言うのはちょい僕には厳しいんだけど⁈」
ノエル君…じゃなかった、ノエルが何か喚いているけど無視無視!
「えっ、ちょっとお嬢様?無視ですか⁈……あっ、無視なんですか……」
うるさいなぁ〜。ちょっと黙っててよ…。思わず冷たい視線でノエルを見てしまった。
「…すみませんでしたー!」
ふん!謝っても許さないんだからね!……って、この茶番はやめてとりあえず母様たちとお話ししなくちゃ!
「ねぇ、姉様?」
「ごめんなさいー‼︎」
姉様がいきなり土下座してきた。……えっ、何?怖いんだけど…。
「姉さ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!もうフィーちゃんにひどいこと言わないから家出なんてしないで‼︎」
「私たちも、さっきは本当にごめんなさい‼︎だから家出なんてしないで!」
「…はい?か、母様…?土下座は…」
「ほら、あんたたちも謝んな!あんたたちも同罪なんだから!」
母様が私に土下座して謝ったと思ったら母様が後ろの人たちに怖い口調で言ってきた。……母様?口調、変わってるよ…?
「「「「「すみませんでしたー‼︎‼︎‼︎」」」」」
「俺のフィー!どうか俺たちを許してくれ!フィーがただ心配だったんだ!だから家出なんてするな!」
「かわいいかわいいフィー!どうか家出だけはしないでくれ!」
「フィーちゃん!さっきは本当にごめんなさい‼︎だから、私を、いや私たちとの従魔契約を破棄しないで!」
「お願い!フィーちゃん!アクア様の言うとおり、従魔契約を破棄しないで‼︎」
「ごめん!フィー!僕はただフィーと旦那様がたが仲直りさせようとしただけなんだ!だからしばらく話しかけちゃいけない罰はやめて!」
上からの順でいくと、兄様、父様、アクア様じゃなくてアクア、フィン。
そんなに必死にならなくてもいいのにねぇ?
「………はぁー、分かった。許してあげる。でもアクアとフィンの言っていた従魔破棄ってどういうこと?」
「それは、またあとで説明するね!」
「分かった。またあとで教えてね?」
「うん!」
とまぁ、そういう感じで仲直りしたフィーちゃんとその家族と従魔たちであった。
今日もありがとうございました(›௰‹)ෆ⃛