表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旧:転生少女の無双物語  作者: アイアイ
〜幼少期編〜
16/56

16.ノエル君が消えた⁈

今日は、少し長くなります(๑>◡<๑)

今日も平和ですなぁ。


「フィー!……って、うわぁ!」


ただ一名を除いてはね〜。執事なのになんでこんなにドジなのかな?私が走ってこけたノエル君をジト目で見ると、何故かノエル君はニコニコと笑う。


「あはは、フィーにジト目で見られてもあんまり怖くないよ〜」


「あ、そう」


「ちょっ、フィーなんか冷たいんだけど?ね、ねぇ、フィー?ごめんってバァ」


「ちらないんだからね!」


……むかつくなぁ…。別にいいし。怖くなくても、これから怖くすればいいし…。


「……あっ、そうだった。ねぇ、フィー。これから僕ちょいと……………」


ノエル君の馬鹿。アホ。おたんこなす。すっとこどっこい。もう知らないんだから‼︎……ってノエル君⁈どこ行ったの?……っていうかまさかのいないパティーンですか?えぇ……ちょい待ってよ〜。今日、一人ってこと⁈………なんでって訊かれても、今日母様たちはどこかのお偉い様に御用があって留守だし。フランちゃんたちは、またもや用事があるからいないし。婆やはいつの間にか居なくなって、私とノエル君だけになったと思ったら、ノエル君がいなくなるし、どういう意味よ‼︎まったく………。ふぅ…、ノエル君探すか。

ーーは?どういう意味って言われても、そのまんまの意味だけど?……何々?そういう意味じゃなくて、どうやったらそういう考えに至るかってこと……って、え?うんとねー。一人じゃん。ノエル君という遊び相手がいないからひまじゃん。だから、暇つぶしに探すってわけ。ふーんって、聞いておいてその態度はないんじゃない⁉︎ちょっと、お姉ちゃん悲しいよ……じゃなくて。もう、探しに行くよ!


ってなわけで、探しに行ってるフィーちゃんだけど……ここどこ⁉︎まさかの2度目の迷子ですか。というかそこ!鼻で笑うな!仕方ないでしょ!この屋敷、めっちゃでかいし。私、身体ちっちゃいシィ。だから、仕方がないのだ!ワッはっはっはー。嗚呼、つまんないの〜。……もう、ここどこ!ノエル君どこ!いい加減出口はどこ!って、あったー!

私が文句を言いながら歩いて、横を向いたら、どデカイ門があった。……ねぇ、これが家の門なの?どデカくない?そう、私が見つけた門は軽く2〜3メートルありそうな門だったのだ。……まぁ、ここで固まっていても仕方がない。取り敢えず歩こう。ってあ、そうだ。関係のない話だけど、実は私、3歳になったのだよ!ーーそれだけ?って、それだけだよ?何、なんか期待したの?……うん、正直に言われるとちょい罪悪感がある。うん、っていうか、なんかごめん。

まぁつまらない話は後にして、この門、どうやって開けるの……?はっ!まさかの、なんかスイッチみたいなものがあったりしてー。

あっちこっち、ペタペタと触ってると、ふにゅ。……ふにゅ⁉︎何!何が起きた!え?なんか、あっちこっちペタペタと触ってたらふにゅっていう感触が……。ヒィ!まさかの、ヤバイパティーンですか⁉︎えーどしよー。

私がわたわたしてると、門がギギギって音を立てて開いた……開いたぁ⁉︎嘘でしょ!さっきのふにゅって、スイッチだったの!えぇ…。感触気持ちわっる。まぁ、そこはいいとして、ちょいと入ろっか。


「… わぁ!キレー!」


どうやら、ここは、屋敷の出入り口ではなくて、庭園への出入り口だった。まぁ、結果的に外には出れなかったものの、いい場所見つけたからまぁいいや。


「あかいろのバラと、あおいろのバラとか、いろんなお花さんがたくさんあって、キレー!……だれもいないよね?ふっふっふ。ちょいとおさんぽしたおー!」


ありゃりゃ、最後らへん呂律がちゃんとできなかったのは仕方があるまい。気にしないでおくれ。

おりょ?だれか、いるのかな?

門から、まっすぐ歩いて行くと、色とりどりのバラとかの花の中央らへんにテーブルと椅子があって、その椅子に知らない男の子が座っていた。


「…だれだ!」


「ひょわ!」


ヒィ!びっくりしたぁ。突然座っていた男の子が大声出すから、びっくりして転けちゃったじゃん。


「なんだ、子供か」


ちょっと!何だとは何だ。何だとは。少しくらい、レディを転ばせたことを謝りなさいよ!まったくもう。


「ここで何をしている。何でここに来れた?お前は何者だ」


いちいち、質問の多い男ね。そんなんだと女子に嫌われるわよ?まぁ、私はそんなの興味ないけどね。


「うんしょっと。ちょっとあんた!レディを転ばせといて、しゃじゃいはないの⁉︎」


「は?自分で転けて何で俺が謝らなくちゃいけないんだよ。っていうか、さっさとオレの質問に答えろ」


「うるしゃいな!こたえればいいんでしょ!こたえれば。コホン、私の名前はフィラルでしゅ。えと、私の友達のノエル君をしゃがして、歩いてたらここをみちゅけたのよ!っていうか、門のわっかりにくいところにスイッチらしきものあって、しょれを、しゃわったら開いちゃたの。っていうか、あんたもしゃっしゃと名乗りなしゃいよ!」


相手が何者か名乗らない限り、本名は教えない、って姉様に言われたから私は絶対に名乗らないからね!


「……あ、あぁ、すまない。オレの名はヴィンセント・ヴィ・フィオーラル。アベル王の息子だ。以後よろしく」


えっアベルって、以前、私の誕生日の時にいた人⁉︎....あれが王様だったんだ.....。というか、父様はフレンドリーだな。


「ふ〜ん。おうしゃまのむしゅこってことはおうじしゃまなのね。こちらこしょ、よろしくおねがいしましゅ。.....ところで、何でおうじしゃまが私のおやしきにいるの?」


「あぁ、それは......」


「殿下、お茶を.......フィー⁉︎」


「えっ、ノエル君⁈何でここにいるの⁈」


「なんだ。お前たち、知り合いだったのか?」


おいおいおい、なんだ、お前たち、知り合いだったのか?じゃねぇよ!なんで!ここに!ノエル君が!いるの!


「えぇと....。殿下。少々、お嬢様をお借りしても..?」


「あ、あぁ。いいぞ?」


「ありがとうございます」


「うわぁ〜!」


そう言って連れてこられた私。ちょっと!痛いじゃないの!


「いちゃい!」


「あっごめん.....。それよりも、なんでフィーはここにいるの?僕、朝の時に殿下が来るから、しばらく1人でお留守番しててねって言ったはずなんだけど?」


「えっ!ちょんなこと言ったっけ?わたち、きいてないよ?」


「..........だから、ここに来たのか……。それで、フィーは殿下と一緒にいる?それとも先に帰る?」


「おうじといっしょにいる!」


「そう、なら殿下に迷惑をかけないでね」


「あーい!」


話終えて、殿下の元へ戻って行った私たちであった。

今日も読んでくださり有難うございます(*^ω^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ