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旧:転生少女の無双物語  作者: アイアイ
〜幼少期編〜
15/56

15.母様たちが帰って来ました‼︎

今日は、少し説明が入っております。

「フィー、ゆるしてよ」


ふん!もう知らない!


「フィー、ホントにごめんってばぁ」


なんど謝っても知らないんだから!ーーどうしただって?どうもこうもね、ノエル君が婆やとの約束を守らないで私を家までに連れて帰ったのは良いけど、その帰る途中に猫模様のブレスレットをどこかに落としちゃったんだよ!酷くない?ーーだからそんなに怒ってたのかって、当たり前でしょーが!まったくもう、まぁ、てなわけで今こうやってノエル君に怒ってるんだよ。


「ホントにホントにごめんってばぁ。...........もう、こうなったら探してくる」


えっ!ムリっしょ!もしかしたら人間界に落ちてる可能性だってあるんだから!


「メッ!」


そう、メッなんだからね!


「えっ、何で?」


何でって、当たり前でしょーが。どうやって探すんだよ....。


「フィーがダメって言うんだったら新しいの買うか」


......おいおいおいおい!またあんた金無くなるよ?だからダメ!


「メッ!」


「えぇぇ」


そんなこと言っても許さないんだからね!

私とノエル君が口論してると、居間の扉が開いた。


「ただいま!フィー、元気にしてた?」


そう言ったのは姉様のフィリエル。


「いい子にしてたか?俺のフィラル?」


今度は、兄様のギルダーツ。

........みんな、ようやく帰って来た‼︎


「あい!」


「あっ、そういえばそちらの男の子は?」


そう聞かれたのでノエル君の方を見ると、ノエル君は立ち上がってみんなに自己紹介した。


「こんにちは、奥様、旦那様、そしてお嬢様と御令息様。僕は奥様に雇われたニイナの孫のノエルと申します。まだ半人前の執事ですが、よろしく御願い致します」


「あら、あなたがニイナの話していたノエル君だったのね。半人前の執事って言ってたわね。私たちの執事がこれからあなたを指導させるからこれからよろしくね?」


「はい、よろしく御願い致します」


そう言って、執事の礼をとったノエル君。......ノエル君って執事だったんだね。っていうかこの家にも執事っていたの⁈

私が執事がいることにびっくりしてると、アクア様が帰ってきた。


「ハロー、フィーちゃん。用事から帰ってきたけどどうしたの?」


うんとね、母様たちが帰って来たのはいいんだけどノエル君が執事だってのが発覚して、母様がね..........。

私がアクア様に今までのことを説明するとアクア様が爆弾を落としてきた。


「あら、フィーちゃん気づかなかったの?多分気づかなかったのはこの家広かったせいと、メイドたちや執事たちがフィーちゃんと会うのを避けてたからよ」


えっ!ウソでしょ?


「ううん、ほんとだよ。フィーちゃんただ知らないだけ」


そんなぁ.......。何でよ?


「私からの推測だけど、あなたのお父様がそうさせたんじゃないかと思うの」


何で?


「フィーちゃんの魔力は莫大だって言ったじゃない?だからだと思う」


え!何で、魔力が莫大とメイドたちや執事たちが避けてるのと繋がるの?


「それはね、フィーちゃんはまだ自分で制御ができないからよ」


は?制御ができないからよ、って魔力のこと?


「うん、そうだよ。魔力をちゃんと制御ができないと勝手に自分より魔力の差が自分より小さいものを操っちゃうのよ」


別にいいじゃん。魔力をちゃんと制御できなくても。


「ダメよ、全ての界の法律で奴隷や相手を操るものは死刑されるのよ。しかも、ちゃんと制御ができないといつか自分が魔力に喰われるわよ」


えっ!やだよ、死刑なんか。っていうか、魔力に喰われるってどういう意味?


「それはね、魔力があるじゃない?自分の中に。その魔力は小さい頃は魔力が小さいから無意識に制御しちゃってるけど、大きくなるにつれて魔力がどんどん上がるんだけど、人それぞれ魔力の限度が違うから、どこまで上がるのかわからないの。まぁそこはいいとして、小さい頃は魔力が小さいから制御はできても、大きくなるにつれて魔力がどんどん上がるから、制御しきれなくてその機能がどんどん衰弱してくの。でも、それを防ぐ方法があるにはあるんだけど、たった一つしかないの。それで、その方法は訓練していく方法なんだけど、ちゃんとやらなかったりすると、制御機能が失われていって、自分の体では抑えきれずに魔力が暴走していって、喰われてしまうのよ。自分の魂が。嫌でしょ?喰われるのは。だから、訓練するの。わかった?」


うんうん、わかった。とーってもわかった。つまり訓練していかなければ、その機能が衰弱していって、抑えきれなくなった魔力が暴走して魂が喰われるんでしょ?


「うん、だいたい合ってるよ」


やった〜!ってそうじゃなくて、父様がメイドたちを私から避けていたのは、操られないためってこと?


「うん、そうだねぇ」


ふーん、そうなんだ.....。って、そういえば父様たちは?

気になって見てみると、まだ雑談をしていた。

よく飽きないな.....って、父様が持っているあれってノエル君が落とした私のブレスレットじゃない⁉︎


「おえう、おえう。あえ!」


私がノエル君の服を引っ張って、父様が持っているブレスレットを指差すと、気づいてくれた。


「うん?ふぃー?どうしたの.....って、旦那様!そのブレスレットはどうなされたんですか?」


「ん?あぁ、これ?なんか買い物をしている時に上から落ちてきたんだよ。もしかして、これノエル君の?」


「はい、そうです。ありがとうございます」


父様から、ブレスレットを受け取ったノエル君。......ねぇ、父様?さっき、買い物をしていたっていう言葉嘘だよね?私はファザコンほどではないけど、父様が好きだから、信じるよ.....?


「ん?フィ、フィーちゃん?どう、どうしたんだい?」


唐突に、周りの温度が下がったのに気づき、ビビり出した父様。


「ねぇ、あなた?昨日先に行ってろって言って、私たちを先に行かせた挙句に魔物と戦う前にギッリギリで来たのって買い物のせいなのね?」


「....へぇ、そうだったんだね、お父様」


「そういうことだったんだな。父上」


「えっ、あの、皆さん?......ご、ごめんなさい!」


そう言って、土下座しても許さないんだからね?

まぁ、そんなこんなで、今日もいろいろあったけど平和な1日で終わってよかったよ。

今日もありがとうございました(*^ω^*)

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