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転生少女の無双物語  作者: 胡蝶
〜幼少期編〜
14/62

14. 雲の上のデートと、小さな騎士様。

本日で2回目の投稿が出来ました( ^ω^ )

今日もよろしくお願いします( ͒ ु•·̫• ू ͒) ♡

「ひゃっふー! 速い速い!」  みなさま、こんにちは。只今私、フィー(中身は最強、見た目は一歳児)は、ノエル君(天使年齢六十歳、人間なら六歳児)に抱っこされて空を飛んでいます。  婆やは「先に行って買い物でもしてなさい」と、爆速で噴水の広場へ飛んでいってしまいました。というわけで、今はノエル君と二人っきりの空中散歩中です!


(それにしてもノエル君、六歳児なのに飛ばすわね……。お母様たちよりは少し遅いけど、かなりのスピードよ。これ、人間なら一生かかっても出せない速度じゃない?)


「どう? フィー、きれいでしょ!」 「あい!(最高ね!)」 「ここは城下町の**『フェニーチェル』**。気に入ってくれたなら嬉しいよ」


 ノエル君は優しく速度を落としてくれました。  眼下に広がるのは、真っ白な雲を絨毯にした幻想的な街並み。地面が雲だから、うっかり降りると沈んじゃうんですって。だから建物は全部浮いている。魔法の国って感じがして、最高にワクワクするわ!


 感嘆に浸っていると、いつの間にかノエル君が可愛い雑貨屋さんに入っていきました。 (わぁ……可愛いものがいっぱい!)  棚の隅にあった、猫模様のブレスレット。前世の私なら即買いだったけど、今の私は一歳児。お財布も持ってないし、ここは我慢、我慢……。  と思っていたら、ノエル君が迷わずそれを手に取った。


「フィー、欲しそうにしてたよね。……これ、買おうか」


 レジでスマートにお会計を済ませると、彼は私の小さな手首にそれを付けてくれました。 (ちょっ、ちょっとノエル君! 店員さんの『あらあら微笑ましいわねぇ』っていう視線が恥ずかしいんだけど!)


「フィー、よく似合ってるよ。……次はどこに行こうか」  ノエル君は満足げに笑って、また私を抱えて飛び始めました。


 街を眺めながら、ノエル君は自分の夢や、婆やのちょっと恥ずかしい黒歴史なんかを楽しく話してくれました。  平和だなぁ……なんてニコニコ聞いていたら、突如、ノエル君の言葉が止まった。  彼の視線は、一つの暗い路地裏に釘付けになっている。


「……あそこから、数名。誰かが見てる」


(えっ!? ちょっと、不穏な空気はやめてよ!)  止める間もなく、ノエル君は路地裏へと着地した。 「こっちを見てるのは分かってるんだよ! さっさと出てきたらどうだ!」


 ……ワオ。ノエル君、急に口調がワイルドになったわね。  彼は私を安全な場所に置くと、魔力のバリアを張って守ってくれた。


「へぇ……こりゃあ、上等な品を見つけた。いい金になりそうだぜ、兄貴!」  現れたのは、下卑た笑いを浮かべた三人の男たち。……これ、完全に誘拐犯じゃない。


「二人まとめて売っちまえ! 野郎ども、やれ!」


 はい、ここで実況席のフィラルです。三人の大人が一人の六歳児に殴りかかっています。なんという卑劣な光景でしょうか。しかし、当のノエル君はといえば……。


「へぇ、お前らの力ってこの程度なの? 六歳児の僕を囲んでこれとか、よっわ!」 「「「な、何だとぉ!?」」」 「だって本当のことじゃん。ねぇ、フィー?」 「あ、あい!(その通り!)」


 ノエル君、ニッコニコで煽るじゃない。  怒り狂った男たちが同時に殴りかかるけれど、ノエル君は紙一重でかわしていく。男たちは勢い余って味方同士で殴り合い。コントかよ。


「さぁて、子分はやっつけちゃったけど。……ボスさんも、やられてみる?」


 ノエル君が掌に魔力を集めると、ボスの男は「ヒィィ!」と悲鳴を上げて逃げ出していきました。  ……あ、バリアが解けた。


「ねぇフィー。さっきの人たち、弱すぎて戦闘を楽しめなかったよ。……フィーもいつか戦ってみて? きっと、楽しくなるから」


 そう言って私の頭を撫でるノエル君。……瞳の奥にちょっとだけ「戦闘狂」の気配が見えた気がするけど、撫で方が優しすぎて、私の眠気は限界よ……。  すぴー……。


「ありゃ、寝ちゃったか。……しょうがないな。婆やとの待ち合わせは、すっぽかして帰っちゃおうか」


 寝息を立てる私を抱き直し、ノエル君は夕暮れの空へと舞い上がったのでした。

今日も、ありがとうございました ♡:.(っ>ω<c).:♡ °

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