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旧:転生少女の無双物語  作者: アイアイ
〜幼少期編〜
14/56

14.城下町

本日で2回目の投稿が出来ました( ^ω^ )

今日もよろしくお願いします( ͒ ु•·̫• ू ͒) ♡

ひゃっふー!速い速い!こんにちわみなさま。只今私、フィー10歳児人間界で言うと1歳児は、ノエル君60歳、人間界で言うと6歳児に抱っこしてもらいながら飛んでいます。ちなみに婆やはさっき飛んでる時に


「ちょいと先に行っておるぞ。待ち合わせはお前たちの買い物が終わったらフェニーチェルの中央にある、あの噴水のところじゃ」


って言って、どっかに行った。だから、今は私とノエル君だけの二人なんだよ。っていうかね、ノエル君6歳児なのに、母様たちより劣るけど速いスピードが出るんだよ!まだ、10年しか経っていないのになんでこんなに速く飛べるの⁈ーー10年って充分長いだろって、いやいやいやそんなことないでしょ。10年イコール人間でいうと1年何だよ!心の中で架空の人物に抗議してると、ノエル君が話しかけてきた。


「どう?きれいでしょ!」


「あい!」


「ここは城下町のフェニーチェルっていうところだよ。………気に入ったみたいでよかったよ」


そう言って、飛ぶスピードをゆっくりにしてくれたノエル君。やっさしー。って、こんなことしてる場合じゃない!せっかくノエル君がゆっくりにしてくれたんだからちゃんと観なきゃ。

…………すっごいなぁ、この城下町。ーーなんでかって?それはね、地面が雲だもんで、歩けないじゃん、沈むし。だからね、みんな飛ぶんだって!って話が逸れた。

…コホン、んでね、そのおかげか建物が浮いてるんだよ。なんかすごいよねぇ。

私が感嘆に浸っていると、いつの間にかノエル君が可愛いお店に入っていった。


「いらっしゃいませ」


わぁ〜!可愛いものがいっぱい。向こうに猫模様のブレスレットがある!良いなぁ。欲しい……でも、我慢しなきゃ!

あれれ、そういえば、ノエル君なんで女の子しかいないお店に入ったんだろ?ノエル君の方を見てみると、いつの間にやら翼をしまって、私が欲しそうに眺めていた猫模様のブレスレットのある方に行っていた。そして猫模様のブレスレットをっ手に取った

えっ!なんでなんで?


「フィー、ほしそうにしてたよね。…これ買うか」


そう言って、レジらしきものに行って買ってきたノエル君。その買ってきたものを私の手首に取り付けた。ちょっ、ちょっと!ノエル君、人前で取り付けるのやめて!みんなの視線が温かいものを見守るようで、恥ずかしいよ!まったくもう!


「フィー、かわいい。こんどはどこのお店に行く?」


ノエル君はそう言いながら翼を出して飛び始めた。


「んじゃあ、次は町を見ながら行こうか」


「あい!」


私が返事をすると、ノエル君は私にいろんな事を話してくれた。ーー何かって?うんとね、ノエル君の将来の夢とか、婆やの恥ずかしい黒歴史とか色々。

私が、ニコニコとノエル君の話を聞いていると、突然ノエル君の話が止まった。

どうしたんだろう?

気になり、ノエル君の方を見てみると、とある路地裏を見つめていた。


「あそこから何かじって見てくる。しかも数名。ちょいと見てみよかな?」


えっ!ちょっとノエル君、ダメでしょ!危ないし…。心配になって、ノエル君の服を引っ張るが聞いてくれず、その方向に歩き出した。

ちょっと!……もう、知らないからね!

私が止めても言う事を聞かないで歩き出すノエル君。そして、例の路地裏に着くとノエル君が大声を出した。


「こっちを見ているのは知ってるんだよ‼︎ はやく出てこい‼︎」


…………ワオ、ノエル君口調変わってるよ?っていうか、さっすが〜、よくそんな事をそいつらに言えるね〜。私なら何も言えずに黙ってるよ。すると、ノエル君が私を危ないからと言って引き剥がした。


「フィー、ちょいと危なくなるからここから出ないでね?」


そう言って、魔法でバリア的なものを私に張らせたノエル君。えっ、ちょいと危なくなるからって、あんたが危なくしてるんでしょーが。


「へぇー。こりゃあ良いもん見つけた。売れるんじゃないのか、兄貴」


「あぁ、これは上出来な品だ。二人まとめて売るぞ、野郎ども!」


「「「おぉー!」」」


兄貴って呼ばれた奴がボス的な存在だねー。コホン、今から私フィラルがこの状況を実況します。どうぞお聞きくださいって聞くか。まぁいいや、とりあえずどうぞ!

奇声を発しながら、ノエル君に殴りかかろうとする3人の悪人共。……ねぇ、ノエル君、6歳児だよ?その6歳児に殴りかかろうとするなんて、ちょっとおかしいんじゃね?でも、それを普通に受け止めるノエル君。本当にこの子6歳児なの?私がびっくりしていると、ノエル君が奴らを挑発し始めた。


「ヘェ〜、お前らの力はこの程度なんだね。6歳児の僕に3人がかりで掛かっても負けるとか、よっわ!」


「「「な、何だトォ〜!」」」


「だって、本当のことじゃん。ねぇ、フィー?」


「あ、あい!」


いきなり話を振らないでよ!


「ほらね?1歳児にも言われてるなんて、やっぱ弱いね」


………ノエル君が怖くなってきてる!にっこり笑って、やっぱ弱いねって、怖い!そして、それを聞いた3人は怒って同時に殴りかかろうとしたが、さらりと避けられて味方を殴ってしまう何というアホな奴ら。


「さぁて、子分はやっつけちゃったけど、どうする?ボスさんも殺られてみる?」


「ヒィ〜!」


それを聞いた途端逃げ出したボス。何この人。ボスがこの人って可哀想だね。ボスが逃げた途端私にかけられた魔法を解くノエル君。そして私を抱きしめて言ってきた。


「ねぇ、フィー。さっきの人たち弱かったね。戦闘を楽しめなかったなぁ。フィーもいつかたたかってみて?きっと、戦闘が楽しくなるよ?」


そう言って、私の頭を撫でてくるノエル君。ふわぁ、この撫で方されると眠くなるんだけど……すぴー。


「ありゃりゃ、ねむちゃったか。まぁ、今日1日でいろんなことがあったからね。眠っちゃうのも無理ないか。……どうしようかな、婆やとの待ち合わせはすっぽかそうかなぁ…」


そう言って、眠っている私を家に連れて帰るノエル君であった。

今日も、ありがとうございました ♡:.(っ>ω<c).:♡ °

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