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旧:転生少女の無双物語  作者: アイアイ
〜幼少期編〜
11/56

11.やっと一歳の誕生日になりました‼︎

今日もよろしくお願いします٩(๑>◡<๑)۶

「フィーちゃん!」


「あう?」


誰?私を呼んだのは。


「私よ!フランシアよ!」


あっ!フランちゃんか〜。どしたの?


「のんきにどしたの?とか言ってる場合じゃないわ!

今日、出掛けるんでしょ?私たちや家族と」


あっ!そうじゃん、忘れてた。一昨日くらいに約束したんだっけ?ーー何々?さっきフランシアが私たちや家族とって言ってたけど、契約したこと言ったのか?ってバレてないよ。っていうか言えるわけないじゃん。色々とめんどくさいし。ふーんって聞いておいてなんなのよ、その態度。うざい。まぁ、そこはいいとして、そう、今日はみんなで出掛けるんです!なんでって訊かれても知らない。勝手に兄様と姉様が、


「ねぇ、あさっては出掛けるんでしょ?フィーちゃんのあれだし」


「そうだな。わからんから父さんと母さんに聞いてみるか」


って言って、聞いてきたらしい。っていうか、姉様が言っていた私のあれってなんだろう?姉様や兄様に教えてオーラを出しても教えてくれないし...。ひっどいよ。もう。


「フィーちゃん、自分の世界に入ってないで、早くした「フィーちゃん‼︎」くを」


ん?誰だろう?声のした方を見てみると、姉様が後ろに藍色の大きなリボンがあって淡い水色のミニワンピースを持ってきた。

え...、これ着るの?私赤ちゃんだよ?

すると姉様は私の心を読んだかのように言ってきた。


「大丈夫だよ〜!これは大きく見えてもフィーにぴったりの服だから」


そう言って私を抱っこしてきた。

さっき姉様は私の心を読んだかのように言ってきたけど、心読めるのかな?


「どうだろう?喋れるようになったら訊けば?」


私の疑問に応えてくれたのはさっき姉様に話を妨げられたフランシア。

まぁ、そうだよね。話せるようになってから聞いたほうが良いよね。


「うんそうそう」


だねだね〜!

私とフランシアが話してる間、いつの間にか着替えさせられていた私。

ワオ!気づかないうちに着替えさせるなんて、姉様すごい‼︎かっこいい。私もあぁなりたいなぁ。

私が姉様を褒めまくってると、兄様と母様と父様の声が聞こえてきた。


「おい、もう終わったのか?」


「そろそろ行きましょう?」


「そうだな」


……、みんな着飾らないんだね…。しかもみんな服がいつもと同じで私だけがちょっと違うなんて悲しいよ。ーーいつもと同じってどういうのかって?そうかそうか、興味があるのか。では教えてあげようではないか。うーんとね、いつもと同じ服というのは、

姉様は淡い黄色のミニドレスで、靴がヒール入りの緑のブーツ。髪の毛はショートだから縛っていない。

次に母様は淡い緑の背中が大きく開いているマーメイドドレス。髪はおろしている。靴は白のハイヒール。

そん次の兄様は白に近い灰色のタキシード。

最後に父様のは兄様と同じ青色のタキシード。

ーーいつもこんなに着飾ってるのかって聞かれても、これが普段通りの服装だから仕方がない。うんそうだそうだ。仕方がないんだ!って、何自信満々と言ってるんだよ。ーー1人ツッコミか、寂しいなって、ひっど!って話が逸れた。

そう、私だけ着飾ってるなんて悲しいよ。まぁ、赤ちゃんだから仕方がないのか?ーーしらねぇって、そこは普通そうだねーって言うでしょ!って今言われても嫌だから言わなくてオッケーだから!

って、じゃなくて話を元に戻そう。うんそうしよう。


「うん、終わったよー。んじゃあ、行こっか」


そう言って、歩き出す姉様。これからどこに行くんだろう?めっちゃ気になる。





私たちが行ってきたところはまずでっかいお屋敷。

…………何ここ、金持ちが住んでるとこに来ちゃったんだけど。大丈夫かなぁ〜。

私の心配を他所に、みんなはずかずかと入っていく。

やっぱ、ホントダイジョーブかなぁ、これ。


「おーい、アベル。いるか?」


突如大声をあげた父様。えっ……ホント大丈夫なの?父様。


「いるぞー」


「そうか、じゃあ入って良いか?」


「いいよいいよ」


そう言って翼を広げだした父様や母様方。おいおい、これから飛ぶのか?私が怖くなって姉様の服にしがみつくと姉様がヨシヨシして、抱きしめてくれた。おふっ、姉様の胸が……。


「大丈夫だよ。安全だから心配しないで」


「うん!そーだよ、フィーちゃん。ダイジョーブだと思う!」


そう言ったのは、精霊王アクアブルー様。アクアブルー様がそう言うんだったらそうかもしれないっていうか姉様がヨシヨシしてくれた時点で落ち着いたからいいけどね。

私が心の中で一人で話してると、急に体がふわんって浮かぶ感覚がした。


「フィー、しばらく我慢してね?」


そう言って、高速で飛んだ姉さま。

うわー、これ絶対無理。この速さはもうやばい。

私が目をつぶって、姉様の胸に顔を押し付けると、感覚が普通に戻った。ワオ!やっと終わったよ。

喜びを味わっていると、古い扉が目の前で勝手に開きだした。そして、周りからパン、パンっていう音と、火薬の匂いがしてきた。


「フィラル、お誕生日おめでとう‼︎」


えっ!今日私の誕生日なの?まじでかよ……。

ぜんっぜん気付かなかったんだけど。っていうか、知らなかったわ。


「おーい、フィーちゃん。聞いてる?」


「あい!」


「お誕生日おめでとう‼︎」


そう言ってきたのは、妖精のフランシア。

おまえも知ってたのかよ……。


「うーんとね、私だけじゃないよ。知ってるのは。みんな知ってるよ」


まじかよ…。

一瞬遠い目になってしまった私だった。


「ねぇ、フィー。せっかくの誕生日だから楽しんだら?」


そう言ったのはグレー。

確かにそうだよね。せっかくの私の誕生日だから楽しまなきゃね。

そう意気込んで、誕生会を楽しむ私であった。

投稿少し遅れてしまいました。

待ってくれた皆様、申し訳ございません!(๑•́ω•̀๑)

次回はなるべく早く投稿できるようにします(。>ㅿ<。)

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