~ひと夏のめまい~ ( 恋愛詩集 )
抑えられぬ感情はすべて、この熱い太陽のせ
い・・・
「 灼 熱 」
あなたに向ける視線には
特別な意味があると
知っていますか
あなたに呟く言葉には
小さな罠があると
気付いていますか
あの日
あなたに触れられた
あの時から
私の心は
熱く
熱く
日を追うごとに
熱を増して
あなたの世界へと
引き寄せられている
あなたから瞳を
逸らせなくなっている・・・
間違いでもいい
心を満たして
この燃えさかる炎が
消えないうちに
あなたとなら 私
後悔したって
かまわないから
「 つよがり 」
「愛してる」って
そう言ったじゃない
「君だけだよ」って
抱きしめたじゃない
あの時の言葉も
温もりも
全部うそだったの?
その子が
本命なの?
その子の方が
好きなの?
ねぇ、
私の事は
気まぐれだったの?
・・・って
そう言うとでも
思った?
こうなる事なんて
最初からわかってた
傷なんて
いくつ増えたって同じ
痛みなんて
今さらもう感じない
流れてるのは
涙なんかじゃない
・・・嘘つきのあなたなんて
大キライ
優しいその
笑顔なんて
大キライ・・・
読んでくださりありがとうございました。
次回は、秋の作品を投稿予定です。