雨天強行
うちの学校は、企業が設立した学校で、保育園や幼稚園、小学校から大学院がある他、通信制や夜間、生涯学習なども包括したため、総合学校と言われている。
母体が企業の影響か、校歌や校章が会社の歌や社章に似ていたり、企業全体の従業員1人1人に対する入社時の誓約書には、「困難な時こそ、自らを成長させるチャンスである。気を逃さず、いかなる困難にも、立ち向かう事を誓う。」が、そのまま入学時の教育方針になっていたりする。
そんな、教育方針の影響か、うちの学校に「雨天強行」という言葉がある。
普通の学校の場合であれば、運動会などの大掛かりな行事で雨が降れば延期などの対応で翌日に開催すると思うが、うちは違う。
天候がどうなっても、行事は行われることが多い。
悪天候で延期することはほぼないため、延期日の設定もない。
そのため学校の俗称として付けられたのが、「雨天強行」。
厳密には、雨天ではなくても悪天候全般適応なのだけど。
そのせいか、行事を行う上で最も良い天気であるはずの晴天は、うちの学校の教師・生徒に関しては逆にテンションが下がってしまうという現象を引き起こしている。
悪天候のうち例外は、落雷だが、学校を含めたグループ企業の敷地内にあるのは、散雷機。避雷針と違い、文字通り、雷を散らす機械、雷を敷地内はもちろん、広範囲の落雷を防ぐ機械…なんだそうだ。見た目は、3本1セットの鉄塔。ただし、高さは30m以上らしい。1セットで鉄塔からの半径5kmに落雷する可能性は、なくなるという。
地面から直接建てられており、建物最上階から設置されている、避雷針とは全く違う。
もちろん、法令に従い、避雷針も建物には設置されている。
今日は、台風接近中で風が強くなり始めている"悪天候"の日の学校一斉の体限会(…体力の限界に挑戦する行事。他の学校の、運動会や体育祭にあたるもの)。
先生や学生、来賓の方々(ほとんどが企業側の人。卒業生も多い)のテンションも高い。
中高一貫部の高等課に所属している俺も気合い十分。
風が強いから、球技は大変かもしれないけど、これはこれで燃える。
やるぞー!
雨天決行 という言葉から連想したのがこれ…。
連載(2つ)の作成の合間に、思いついてしまった。




