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死んだら魔王になりました!?  作者: ギャリー2世
3/10

03『魔王の宴開幕 前編』

遅れてすいませんでした!!!

今回は、前編後編に分けて投稿します。

後編は、水曜日に公開します。

魔王の宴(ウロボロス)の会合室ー

ここでは、各国の魔王が集まり会議を行う部屋の中。

そこには既にウェート・クロノスを除く、6名の【魔王】が室内に集結していた。


「なんだぁ、新入りの魔王とやらは、まだこないのか!?」


と苛立ちを見せる竜人族(ドラゴン)、【邪帝竜(じゃていりゅう)】 ゼノン・ヴェルド。


「うっさいわよ、でかドラゴン! 少し黙りなさい!」


竜人族を睨む妖精族(フェアリー)、【幻幽夢(げんゆうむ)】 リー・ラビス。


「貴女もご静粛にお願いします・・・」


咳払いをしながら注意をする死霊族(アンデッド)、【奇術師(きじゅつし)】 アルゼン・キリオン。


「時間はもう過ぎているぞ・・・」


懐中時計を見ながら言う悪魔族(デーモン)、【魔神王(まじんおう)】 デモン・ルーヴァン。


「時期に来るだろう、気長に待とうではないか」


と堂々とする鬼神族(デモンオーガ)、【怒豪鬼(どごうき)】 ウォーク・ガルド。


「・・・・・・」


無言の吸血鬼族(ヴァンパイア)、【紅血姫(あかげつき)】 レナ・ヴァレット。



一方、ウェートはというと。


「こ、ここが魔王の宴の部屋・・・」


もう、部屋の前にいた。ウェートは緊張していた。ドア越しでもわかるように魔王全6名の威圧感を感じているからだ。


「ど、堂々としなくては!」


ウェートは頬を叩き、気合を入れる。


「よし!」


ウェートは、扉を開ける。

そこには、ウェートを除く魔王6名が円卓を囲み着席していた。

6人の魔王が一斉に目線をウェートにやる。


「えと・・・、俺の席はと・・・」


「こちらですよ、新入りの方・・・」


と、ウェートに空席を教える。


「ありがとう、あんたは・・・」


「私は、アルゼン・・・、アルゼン・キリオンです。」


自己紹介を聞きつつ、ウェートは着席をする。

左隣はデモン・ルーヴァンと右隣にはレナ・ヴァレットが着席していた。


「さて、これで魔王7名が揃いました。進行役は、このワタクシ『奇術師』アルゼン・キリオンが務めさせていただきます。

さて、今回の議題は皆様もお判りの通り、今来ました新魔王のことでございます。」


「あ、俺のことなの・・・?」


「では、自己紹介のほうを・・・」


アルゼンに声をかけられる。

ウェートは周囲を見渡し、自己紹介をする。


「俺は、亜人族(デミ・ヒューマン)の魔王、ウェート・クロノスだ。」


すると、魔王たちは呆れた者やクスクスと笑う者もいた。

そんな中、ずっと眉1つ動かさず無表情の者がいた。

【魔神王】 デモン・ルーヴァンである。

ウェートは魔王の中でもこいつがずば抜けてヤバイ奴だと悟った。


「こいつ・・・亜人族だとは驚きだぜ。大抵の魔王は上級魔物のハズなのだが・・・」


と呟く【邪帝竜】ゼノン・ヴェルド。


「しかも、低級魔物のくせに能力を三つも所持とか、今までに前例がないからね。ホントーに何者なのよこいつ。」


ウェートをじろじろと見て来る【幻幽夢】 リー・ラビス。


「だが本当に、こいつは魔王なのか? ただの亜人族としか思えんのだが・・・。」


淡々という【怒豪鬼】ウォーク・ガルド。

こうして、魔王の宴(ウロボロス)は開幕したのだった。

読者さんが気になる魔王はいましたでしょうか?

では、後編のほうも閲覧よろしくお願いします。

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