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いきなり神様と言われても、、
『あなたは、今日から“神様”です♡』
ニコッと意味の分からないことを言って彼女は笑った。
「はぁ~~~~ッ!?」
自分達以外いない家に声が響いた。
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「い、いったいどういう意味だ!?」
男が困惑した顔で訊いた。
「これは失礼致しました。私は、神楽と申します。」
神楽と言う少女は、そう言うと綺麗な動作で一礼をした。
「いや、名前を訊いたわけじゃないんだけど、、。まぁいいや、で、、、神楽ちゃんだっけ?」
そう男が言うと、神楽は頷いた。
「その、神様?、、になるってどういう事??」
「どういう事と言われましても、そのままの意味ですが? 晋也様。」
晋也と言われた男は、益々困惑した顔になった。
「だからその意味が分かんないだけど、、はぁ~。」
晋也は、そう小さな声で言うとため息を吐いた。