人生観
「生き様こそが人を成すなり」
人生とは長い旅路の如く遠回りで
いつも予想外の事が起きる
良くも悪くも不思議な縁によって
時に幸運に巡り合い
時に運命の歯車を狂わされる
逃れ難き因縁は断ち切り難くもあれど
自らの意志で断ち切り
己を信じて正道を行け
生き様こそが人を成すなり
2026/04/12-04/21
急な思い付きで作った物に、『浪漫旅道』のあらすじ用に考えていたフレーズを組み入れ、後から12-ⅴ)でローゼンがマフディー王子を説得する際のセリフをアレンジしたものも加えた。
そのうち、浪漫旅道に使うかも?
この詩の意味はそのままで、ままならぬ人生を描いている。特に後半の因縁については、「親のこういう所が嫌だ」とか言いつつ、結局、本人も親にそっくりになるという誰にもある笑える程度の話ではなく、マフディー王子よりも深刻な状況を思って描いている。
意地悪をやめたいのに、いつまで経ってもやめられない人の中にはその性根が染み付くように代々続いている場合がある。しかし、それでも、やめるか、やめないかは自分自身の判断にかかっている。その積み重ねが自分の人格を形成する。
なので、これは変わりたい人への一種の応援歌でもある。
☆☆☆
「懐かしきに会いに行く」
今日 列車に乗って会いに行く
懐かしいあの子がいる街へ
鮮やかなツツジの花は風に舞い
青い空へと吸い込まれ
いずれは白い蒸気と共に消え去る
機関車の振動と胸の鼓動が重なり
流れゆく車窓の景色を眺めながら
過ぎてゆく待ち遠しいひととき
なのに 浮ついた感情はなく
現実を確かめるように
車輪はレールを踏み締めて走る
汽笛を鳴らして次の駅を目指す列車を背に
踏み出す一歩に迷いなどない
自分にとって 心から大切な宝物
それが何かを もう分かっているから
2026/04/21
(以下の解説文は長くなったので、読み飛ばして結構です。)
この歌も身近にある おもちゃというかディスプレイをモチーフとしている。
私の発想力なんて今もそう大した事はないのだけれど、元々は平凡そのもので、もっとひどかった。一時期、某テレビ番組の俳句のコーナーで学んだ事が多少は活かされているなと感じる。
「懐かしきに会いに行く」は紆余曲折を経た末に、結局、自分の原点は子供の頃にあったのだと気付く話。
懐かしいあの子とは子供時代の象徴だ。「待つ」のではなく、「いる」。それは過去に戻る事ではないからだ。子供時代に原点があっても、時間は過ぎている。時間は待ってはいない。子供時代を懐かしんでいるけれど、行き先は未来なのだ。だから、「今日」を境に未来へ旅立つ。
鮮やかなツツジの花が消え去っていくのは、見た目には美しくも真実ではない、世の中に はびこる虚飾や欺瞞との別れを意味する。美徳や常識に見えるものの中には、よくよく考えると、本当の意味での美徳や常識などではなく、自分には全く当てはまらない他人による決め付けという虚飾であったりする事もあるのだ。
流れゆく車窓の景色や車輪の動きは自分を見つめ直して、等身大の自分と向き合う過程だ。レールはそんな等身大の自分という確実なゴールを示してくれている。だから、新しい自分との出会いはドキドキするけれども、大人になる自分なので浮ついた感情はない。
そして、列車が次の駅を目指すというのは、等身大の自分を取り戻して幸せになるチャンスは誰にでも巡って来るという暗示。
心から大切な宝物とは、人によって異なるだろうが、私にとっては『純粋な心』だ。それを子供時代に好きだった物から気付かされた。
この解説だけでは希望に満ちた詩になっているが、『純粋な心』の対極にあるものを見ているからこそ出来た詩でもある。
くだらない人ほど偉そうな態度で、時に弱者である事を前面に出し、屁理屈をこねて身勝手に振る舞い、人を騙して悪事を重ねる。そんな者に振り回されるのは御免だし、正直うんざりしている。
『純粋な心』を馬鹿にしている人や、自分こそ純粋だと信じている人は世の中には多い気もする。生活の為にまっとうに稼ぐ事や自分の世界を大事にするのは結構だが、彼ら、彼女らにとって大事なのは自分の為だけのカネや自分の世界だけであるようだ。
今度は私が振り分ける。私個人の無能さを馬鹿にするのは、これまでのように、いくらでもすればいいさ。その代わり、人々の『純粋な心』を馬鹿にしているのが誰なのかは見極めさせてもらう。
そう言えば、他にも気付いた事がある。2023年ぐらいには薄々気付き、2024年には芯がしっかりして不安や過剰な同情が消えて、冷静な判断が可能になった時期だ。ちょうどその頃、今のペンネームに決まり、小説の執筆を再開する前ぐらいには確信した。
「悪人同士で足の引っ張り合いをするのが世の常」
勝手に自滅してくれたまえ。今日も身近な事から、ニュースの中の世の中の出来事までを、純粋な眼で見ている。
2026/04/21-04/22




