ことだまの紡ぎ手

　ある日の昼下がり。

　春の匂いを運ぶ風。揺れる瞳。
　青冷める肌。崩れ落ちる身体。

「……それ、嘘なんですよね」

　堪らず少女は喉を震わせる。

　＊＊＊

　ある日の夜更け。
　彼方すずなは火災現場に遭遇する。

　揺れる炎。舞う火の粉。
　青冷める肌。叫ぶ野次馬。

　瞳に映るは、火中に飛び込む少年。
　堪らず後を追う。

—＊—＊—＊—

　違う世界の、誰かの日常。
　歪に音立て噛合う歯車。

　気づけばそこは異世界だった。

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どうも、大場景です！
必ず完結させます。

※定期的に改稿を行っています。アドバイス等、大歓迎です！
※毎月末土曜日～定期更新中です（更新頻度低下中）。
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