『人間一号の、旅の行方』・・・『詩の群れ』から
『人間一号の、旅の行方』・・・『詩の群れ』から
㈠
おい、ちょっと話を聞いてくれるか、もしも、時間があるのなら。
一体どうしたんだ、だろうだ、え?
それがさ、小説の題名にもなりそうな、言葉が浮かんだんだ、人間一号ってやつだ。
何なんだそれは、しかし、非常に興味深いネームだな、だろうだ。
㈡
旅の行方の話を執筆し様と思っていたら、その主人公の名前がさ、人間一号だってさ。
成程な、そして、その人間一号とは、どんな正体を持っているんだい。
それは、生命を受けて、まだ人間になれない様な精神の人間が、自己の内部に、人間一号を発見するって話だ。
それは興味深いな、何度も言うようだが、だろうだ。
㈢
俺は、今度、人間一号の話を執筆することにしたよ、それが、俺の執筆の旅さ。
そうか、ならば、安心して、その展開を待とうと思うよ、だろうだ。