耳なし異世界人
不死の白猫です★
今回は会話が多いと思います
ユリカちゃんとリリィちゃんのかわいい会話をお楽しみ下さい
「あのさ、リリィちゃん。答えたくなかったらいいんだけど…その……なんでリリィちゃんは名前がなかったの……?」
「……私は記憶がにゃいのです………でも今はそんにゃ事関係にゃいにゃっ!だって今はユリカがいるじゃにゃい!」
リリィは逆に笑顔で答えてくれた
(やっぱりリリィちゃんはかわいいよな〜、女神みたいな笑顔だな)
ユリカも何も言わずに笑顔で返した
「ところで、この草原っていつまで続くの?」
「ここら辺で一番近い街だと…アルトスかにゃ?私は結構いろんにゃ街を転々としてたからここら辺の街は詳しいのにゃ」
「じゃあ、案内してよ」
「お任せにゃ!」
歩き続ける事1時間ほどが経ち、二人はアストルに着いた
「やっと着いたよ……!うわ〜リリィちゃんに似た子がいっぱいいるよ〜」
目をキラキラさせながら辺りを見渡しているユリカを呆れたようにため息を吐きながらリリィは、
「はぁ〜、こんなのこの世界では普通にゃよ?…そういえばユリカは耳がないですが……どうしてにゃ?」
「?……忘れてたっ!私トラックに轢かれて死んじゃったんだよ!なんで生きてるんだろう⁉︎……ここって異世界?」
「にゃ?…にゃにゃ!この世界の人間じゃにゃいの?もしかして……異世界召喚かもしれにゃいにゃ」
「イセカイショウカン?何それ?」
ぽけーっとした顔でクエスチョンマークがユリカの頭の上に現れる
「ユリカが本当に異世界人だったにゃら、それはとてもすごい事にゃ!それと、召喚した人がもんだいにゃね…異世界から人を召喚したり転生させる事は可能にゃんだが、この世界では禁止されている上級魔法なんだにゃ」
「なんだかあんまりわかんないけど、リリィちゃんは魔法使えたりするの?」
「当然じゃにゃいですか、あんなもの朝飯前だにゃん」
ふふーんと言わんばかりのポーズをとっている
「私も魔法使ってみたい!」
ユリカはそうリリィに頼んだ
どうでしたか?
まだまだ始まったばかりなので、進展は少ないですが、楽しんで下さい
次回はユリカちゃんは魔法を練習したり、宿を探したりします