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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第99話

     99

 月曜の朝もいつも通り、午前五時には起き出し、キッチンでコーヒーを一杯淹れて飲む。そして朝食を取り、洗面も済ませてから、パソコンに向かった。キーを叩き、原稿を作る。毎日執筆しているから、慣れがあった。仕事が終わると、軽く寛ぎ、ゆっくりしている。

 四十代というと、自分の中にすでに仕事の基礎が出来ていて、それは日々感じ取っている。別に今更職を変わることもない。世の中、院卒など高学歴でもおバカな若者が多いのだし、俺も今の実社会の動向にそう興味はない。単に企業などでも、およそ目的意識のない人間が大勢いるとぐらいしか思ってなかった。

 もちろん、出版社などでも高学歴の人間は大勢いるのだが、その人間たちが中心になってやることなど、極限られている。それに作家は概して低学歴だ。俺は大卒だけど、文章を書く才能のある人間は、中卒だろうが高卒だろうが関係ない。そういったものを問わない世界なのである。一般社会とは障壁のあるところだ。

 それに作家はこもる仕事である。原稿を書くには、時間と作業する場が必要だ。いろんな書き手がいても、皆、基本的にどこかのスペースにいて、そこで書いている。

 まあ、いろんな才能が溢れ返るのが文壇だ。そう認識している。常にいろんな小説や詩、エッセーなどが発表されるから、読者にアピールすることも必要である。それは出版社や雑誌社の人間たちがすることなのだけれど……。

 火曜も午前中は通常通り仕事する。疲れていても、原稿の執筆は欠かさずやっていた。朝は午前五時起きで……。(以下次号)


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