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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第97話

     97

 午後の時間を送り、夕方になると、食事と入浴を済ませて、午後九時には眠った。寝る前にカフェオレを飲むのを止めて、最近はホットミルクにしている。それでよく眠れていた。

 翌朝午前五時には起きて、キッチンへと行く。コーヒーを一杯淹れて飲み、目を覚ました。そして朝食を作る。ご飯と味噌汁と納豆、それにヨーグルトを食べた。後片付けをしてから、洗面所へ入っていく。歯を磨き、顔を洗って髭を剃った。

 書斎に入り、パソコンを立ち上げて、キーを叩き始める。原稿を打っていった。とにかく作品を作っていく。考え事をしていても、パソコンに向かえば原稿は出来る。形から入ることが習慣付いていた。

 土日は出版社も雑誌社も開いてないのだが、作家サイドは原稿を書く。いろいろあっても、毎日欠かさず仕事していた。もう十年以上続けている。ある程度長い期間やっていることだ、続かないはずはない。それに生活のリズムにもなる。

 午前中フル回転でネット小説の原稿を綴り、まとめてメールで東部出版の今城のアドレスに入稿する。そして仕事を終え、パソコンを閉じてから、ゆっくりし始めた。別に休日ぐらい休んでもいいのだが、あえて怠けない。

 休みの日は売れている書き手が、首都圏の書店などでサイン会をやったりするのだ。俺には全く縁のないことだった。出版している作品に増刷が掛かることは、まずないのだし……。まあ、それでも原稿料とわずかな印税で十分食えるのだが……。(以下次号)


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