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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第93話

     93

 午後の時間をゆっくりと過ごし、夕刻散歩に行ってから、食事と入浴を済ませた。そして午後九時前にはベッドに潜り込む。疲れていて、すぐに寝付いた。夜は眠る。心身ともに休める時間だ。

 翌朝午前五時前には目が覚め、起き出してから、キッチンへと向かう。朝は必ず味噌汁を作り、ご飯や納豆と一緒に食べる。栄養のバランスも考え、汁物には野菜などの具を入れていた。朝の時を送りながら、頭の中で一日の計画を立てる。

 朝食後、洗面所へ行き、歯を磨いて洗顔した。髭も剃って、飲み水を入れたペットボトルを持ち、書斎へと入っていく。パソコンを立ち上げてネットに繋ぐ。メールもチェックして、ドキュメントを開き、キーを叩き始めた。朝から仕事だ。幾分疲労はあったのだが……。

 原稿を作っていく。慣れていても、掌や腕は痛くなる。腱鞘炎がひどかった。同じことを繰り返しているので、単調なのだが、別に気に掛けてない。俺にとって原稿を書くことは全く苦にならない。いつもやっていることだから、苦痛を感じないのだ。

 午前中、原稿を作り続ける。書斎は寒い。暖房を入れてコタツも併用した。十二月は冷え込む。俺自身、今まで恵まれない環境で生きてきたから、少々の不足は気に掛けてない。それに決して安易にアルコールなどに逃げることはしなかった。実家のアル中認知症オヤジの二の舞にはなりたくないので……。あの人間のことなど、すでに記憶の彼方に忘れようとしているのだが……。

 昼まで作業した。一日の仕事は午前中でほぼ完了し、午後からは自分の時間となる。思う。健康的な今の朝型の執筆スタイルを維持していこうと。他人からどう思われても、俺は俺でやっていく。変わることなくずっと……。(以下次号)


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