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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第91話

     91

 その日も午後は寛いで過ごし、夕方軽く散歩もして、夕食を取る。入浴し、疲れを落として、午後九時にはベッドに潜り込んだ。すぐに寝入り、明け方一度目が覚めて、午前五時には起き出す。

 朝一の一杯のコーヒーで眠気を取り、朝食を作った。取りながら、いろいろ考える。今日は日曜だから気は楽だ。だけど、普通に執筆する。確かに連日何かと疲れているのだが……。単調な毎日は疲労が来やすい。原稿を書きながら、感じ取ることもたくさんある。

 食事を取って洗面を済ませ、書斎へと向かった。パソコンを立ち上げて、原稿を打ち始める。午前六時半には始業するから、終わるのも早い。本業としてやるには、作家業は健康的だ。

 ネット小説の原稿を書き進める。事件モノは書き慣れていたのだが、感じることは多々あった。ネットで連載していると、何でもあり的な小説になることが多い。だが、ミステリーにも基本的なルールがある。あくまでそれは守るつもりでいた。

 キーを叩きながら、原稿を打ち続ける。執筆依頼が少ないので、自ずと少量の原稿しか書かない。その代わり、日々綴っていく。多少何かあっても、生活のリズムとして執筆していた。

 売れている作家だと、とんでもない量の原稿を書かされるのだろうが、俺なんか全然違っていた。単にわずかな生活費を稼ぐため、書く。それに単行本なども発刊されるのは、年間二作ぐらいだ。寡作で通っていた。

 原稿を書きながらも、いろいろ感じる。十二月は寒い。街は冬の雨に濡れていた。雨音を聞きながら、正午ぐらいまで執筆する。パソコンはずっと使っていて、マシーンには慣れていた。

 食事時になると、自然と空腹を覚え、自炊する。麺類を茹でるか、チャーハンなどを一品作るか……?迷う。まあ、俺自身、どっちかというとご飯類の方を多めに食べていたのだが……。

 昼からはゆっくりする。テレビや本などで、絶えず刺激を得ながら……。(以下次号)


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