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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第90話

     90

 その日も午後は寛ぎ、早めに食事と入浴を済ませた後、午後九時には休む。そして土曜の朝、午前五時には目が覚めた。起き出してキッチンへと向かう。コーヒーを淹れて飲みながら、朝食を作った。眠気が取れて、体にエンジンが掛かると、洗面所に入る。歯を磨き、顔を洗って髭を剃る。

 書斎でパソコンを立ち上げて、ネットを見た後、メールのチェックも済ませ、キーを叩き始めた。何かと疲れていたのだが、原稿を書く。出版社や雑誌社が休みでも、仕事はするのだ。年中無休で。

 俺自身、暇のない人間だった。どうしても貧乏性が募ってしまい、仕事する。疲労はあった。毎日毎日。だが、執筆のためパソコンは必ず開くのだし、休日でも書き物は欠かさない。

 ネット小説は順調に進んでいた。連載だから、毎日サイトに載っている。今城もメールに書いていた。<好評ですよ>と。自分に叱咤激励し、書き続ける。もちろん、原稿を書くのが習慣になっているから、苦にならない。書くことが苦になる作家などいないだろう。ゴーストライターに何でも書かせる輩以外は。

 雑誌連載の原稿なども書き進める。連載の本数が少ないので、かなり前倒しで入稿していた。

 総じて書き物は進んでいる。思っていた。いろいろあっても、ちゃんとやれていると。もちろん休憩なども取る。合間にトイレに立ったり、コーヒーを淹れ直したりして、上手くやっていた。

 昼になり、キッチンで食事を作って取りながら、ゆっくりし始める。後は自分の時間だ。ホッと一息つき、午後からの予定をこなす。あくまで焦らずに、だ。(以下次号)


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