表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本を書く仕事  作者: 竹仲法順
86/245

第86話

     86

 午後の時間をゆっくりと過ごし、早めに夕食を取って入浴も済ませてから、午後九時にはベッドで眠った。さすがに一日が終わり、眠りに就ける時はいい。昼間は何かと忙しいから、夜間は睡眠を取るのだった。

 一夜明け、午前五時には目が覚める。起き出し、キッチンでコーヒーを一杯淹れた。飲みながら、朝食の味噌汁を作る。そしてご飯や納豆と一緒に食べ、ヨーグルトも口にしてから、後片付けした。何かとだるいのだが、洗面して書斎に入ると、パソコンを起動させる。ドキュメントを開き、キーを叩いて加筆していった。

 何も変わらず、いつも通りである。淡々と作業していった。ネット小説を打っていく。今これがメインの仕事だから、どの原稿よりも優先していた。

 確かに寒い季節になると、屋内とはいえ、書き物の仕事も滞りがちになる。かと言って、何もしないわけにはいかない。起きている時間は、常に何かに取り組んでいた。基本的に午前中はずっと原稿を書く作業をしている。はかどらないこともあった。BGMを掛けっぱなしなのだが、外の騒音などが聞こえると集中が途切れる。

 でも、人間は何もないということはない。必ず何かが気になっている状態が続く。俺だって当然感情はあるのだし、作家である前に一人の人間だ。当たり前といえば当たり前なのだし、何も気にならないなどということは、絶対に有り得ないのである。

 一日の執筆計画分の原稿を書き終えたら、パソコンを閉じて仕事終了だ。ちょうど半日ぐらいで終わっている。後の時間はゆっくりしていた。テレビ番組鑑賞や読書など、自分の好きなことに充てる。幾分力を抜いて……。(以下次号)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ