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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第72話

     72

 一夜明けて、月曜も午前五時に起き出す。いつものように朝食を食べ、洗面してから、書斎でパソコンを立ち上げて向かう。原稿を打っていった。街は雨だったし、気分は優れない。だが、通常通り執筆をこなす。

 ネット小説は進んでいた。変わらずにストーリーを構築していく。暇はない。常に時間に追われていた。いろいろとやることがあるのだ。特に最近、書評の仕事がいくらか来ていて、新しい本を読む。作家として、この世界で十年以上腕を鳴らしていても、他作家の新刊は常に読んでいた。

 火曜も朝早めに起きて、だるい体を引き摺りながら、キッチンでコーヒーを一杯淹れて飲む。それから食事を作り、取った。日々疲れている。パソコンに向かい、注文の来ている原稿を作成していく。同じことの繰り返しで、単調なのだが、十分頑張っている。

 腱鞘炎は幾分悪化していた。キーを叩く作業が続くと、どうしても掌や腕が痛んでしまう。慣れると、そうでもないのだが、やはり体の変調は気になっていた。

 原稿は出来上がっていく。一通り文章を作成し、後から部分的に付け足したり、削ったりをしていた。未だに何かを書く時は、ワープロソフトに頼ってしまう。漢字は一通り書けるのだが、パソコンがないと、作品は作れない。

 街は今日も天気が悪く、曇り空だ。外に出るのが億劫になってしまうのだけれど、そんな時は屋内で過ごす。散歩に出かける時もなるだけ気持ちを落ち着けて、ゆっくりしていた。ストレスや過労などで、常に体に負荷が掛かる。毎日、書斎で仕事しながらも……。(以下次号)


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