表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本を書く仕事  作者: 竹仲法順
63/245

第63話

     63

 その日も午後九時前には眠り、翌朝、午前五時前には自然と目が覚める。キッチンでコーヒーを一杯淹れて、飲みながら朝食を作った。疲れていたのだが、いったん起き出せば、眠気は取れている。食事を済ませて、洗面所へと向かった。歯を磨き、洗顔してから、書斎へと入っていく。パソコンを立ち上げて、ドキュメントを開き、キーを叩いて加筆していった。

 確かに毎日同じことの繰り返しだが、合間に休憩を入れる。特に昼からは昼寝する時間もあった。夜間眠れていても、だ。長年職業作家としてやってきていて、完全に朝型のリズムなのだが、昼間は眠いことが多い。仕事が終わると、小一時間眠ったりする。

 体は健康で、鬱の状態が気になっていた。意欲の減退など症状が出る。メンタル面では十分気を付けていた。抗うつ剤などの服薬を欠かさない。今は副作用止めの薬など、いいものがある。医学の発達はうつ病の根治にまでは至らないのだが、病気とは付き合っていける。

 その日も午前中は原稿を書き、正午には昼食を取ってゆっくりし始めた。パソコンを閉じたら、自分の時間だ。テレビ鑑賞や読書など、執筆以外のことに充てる。基本的に夜間は就寝なのだが、昼もちょっと寝入ることがあって、やはり頭脳労働の実態はこんなものだと思えていた。

 朝晩だけでなく、昼間も冷え込んできているので、体調には十分気を遣う。風邪などを引かないように、と思いながら……。(以下次号)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ