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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第58話

     58

 その日も早めに休み、翌朝午前五時に起き出す。幾分冷えるのだが、キッチンでコーヒーを一杯淹れて飲み、朝食を作った。毎日変わり映えしないのだし、淡々と送る。疲れはあった。だが、多少きつくても、日中は起きている。合間に仮眠は取っても、熟睡することはない。

 食事後、洗面して書斎に入り、パソコンを立ち上げた。ドキュメントを開き、キーを叩いて原稿に加筆していく。暇はない。朝から執筆する。金をもらっているのだから、原稿を挙げるのも仕事のうちだ。

 腱鞘炎で掌や腕が痛い。慢性化しつつある。特に対処はしてないのだが、加齢すると、あちこちにガタが来るのは間違いない。それにマシーンの画面を多く見ているから、目をやられる。発光体は疲れ目を加速させやすい。

 だが、総じて健康だ。若干体のだるさなどがあるだけで……。常日頃から気を付けていた。体を壊すと、元も子もない。体調管理はしていた。食事などには、気を遣っていて。

 毎日流れていく。十月ももうすぐ終わりだ。何か速い。一年が過ぎ去るのが。最近そんなことばかり考えている。

 執筆が午前中で終わり、昼食を取って午後からはゆっくりし始めた。唯一気掛かりなのは、こもっていて運動不足気味なことだ。もちろん、屋内でもなるだけ動くのだし、今現在掛かり付けの病院でも検査などで、特に引っ掛かっている数値などはない。職業作家にとって、運動不足は一番気になることである。家で仕事していると、どうしてもそうなりやすい。なるだけ歩くようにはしているのだが……。(以下次号)


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