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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第57話

     57

 夜間は休む。特に日中活動すると、夜は自ずと睡眠時間になる。土曜の夜も午後九時前には眠った。そして翌朝午前五時前には目が覚める。起き出し、キッチンでコーヒーを一杯淹れて飲む。朝食を作り、食べてから洗面所で洗面した。一日の支度を終えて、書斎へと向かう。パソコンを起動させて、ドキュメントを開き、キーを叩き始めた。

 日曜だが、通常通り仕事する。ネット小説の原稿を書き進めた。確かに休みの日ぐらい、ゆっくり寝ていたいとも思っている。でも早起きと、日々の書き物は習慣付いたことだ。原稿を作っていく。手を止めて、少し考えながら、またポツリポツリと……。

 昼前には作業が終わり、パソコンを閉じて、ゆっくりし始める。キッチンで昼食を作った。完全自炊だ。金が掛からなくて済む。残っていた食材でチャーハンを一皿こしらえて、食べる。

 食事が済み、歯を磨いて、コーヒーを一杯ブラックで口にした後、DVDレコーダーを起動させ、録っていたテレビ番組を見る。元々芝居が好きで芸術の道を選んだ。未だにその意識は変わらない。ドラマなど腐るほど見ているのだし、小説など本も数えきれないぐらい読んできた。これからもそうするつもりでいる。作家という職業はいろんな視点を持たないと、勤まらない。そんな仕事だ。

 外は晴れていて、いい天気が続く。自宅のリビングでテレビを見ながら、寛いでいた。ゆっくりし続ける。相変わらず疲労は溜まっていて、だるさが続いた。朝が早い分、昼間は眠い。時折、休憩を取る。人間にとって、時間というものは限られているのだ。俺だって実家のアル中オヤジのことなど、考えるだけ無駄なので、なるだけ意識の隅っこに追いやっていた。あんなヤツに一体何が分かる?といった感じで……。(以下次号)


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