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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第28話

     28

 夜間は睡眠を取る。なるだけ眠っていた。と言っても、俺が眠れるのはせいぜい七時間ぐらいで、すぐに目が覚めてしまう。四十代に入ってから、疲労が増してきた。疲れも取れ辛い。別にいい。絶えず体調の不良状態があったが、返ってそれが養生のもととなる。

 朝起きて、キッチンでコーヒーを一杯淹れた。気付けにブラックで飲む。軽めに朝食を取り、支度をしてから、書斎へと歩き出す。何かとだるいのだが、パソコンを立ち上げて、キーを叩き始める。

 昔から何かと体力は弱かった。だが、大病一つせずに、ここまで来られたのは、その弱さを労わってきたからだ。いつも体調には気を付けていた。眠り辛い時は頓用の睡眠導入剤を飲む。それで何とか眠れて、頭が回る。

 その日も通常通り仕事を進める。キーを叩き、原稿を作っていった。ネット小説の原稿もきちんと進んでいる。一日に十二枚程度サラサラと書き、しっかり推敲してから、メールで送った。いつも先の分の原稿を書いている。余裕はあった。もちろん、仕事を増やすことはない。無意味な売文など、一切書かないつもりだ。

 正午前に仕事が終わり、寛ぎ始めた。昼食を取った後、リビングの椅子に座って録っていたテレビ番組を見出す。その後は読書でもしようと思っていた。書斎には、寝転がって本を読める場所がある。楽な姿勢で読書するのが好きだ。コーヒーをエスプレッソで一杯淹れて飲みながら……。昔から寝転んで本を読む癖がある。一番リラックスできる体勢だ。目で活字を追いながらも、ゆっくり出来て……。(以下次号)


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