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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
235/245

第235話

     235

 散歩から帰ってきてシャワーを浴び、汗を洗い流す。午後五時前には夕食を取り、テレビドラマ鑑賞や読書などで時間が経って、九時にはベッドの中で寝付いた。真夜中目が覚めてトイレに立ち、また眠る。翌朝も午前五時には起き出して、キッチンでコーヒーを一杯口にした。朝食を作って食べる。

 朝食が終わって一日の支度をし、書斎で原稿に向かった。ネット小説の続きを書く。何かと蒸し暑く、部屋では扇風機を回している。例年大型連休中ぐらいから暑くなってくるのだ。ネットなどでも、各地の天気が分かる。日本列島も夏に入った。

 キーを叩き、原稿を作っていく。長期連載は順調だ。東部出版の担当編集者である今城からは連絡があまり来ないのだが、ネット小説は一定のアクセス数を稼げているらしい。確かにIT時代だから、読者もわざわざ本を買って読むということはないのだろう。ネットで見るのだろうし……。

 俺は逆だ。書籍を積極的に買う。出版社から献本されてくる分だけでも結構な量なのに、その上また、ネット通販などで購入する。最近、読書の時間が多い。もちろん、本業である書く方もきちんとしているのだが……。

 連休明けには新刊が出る。新しい作品が出ても、生活はそう変わらないのだが、励みにはなる。編集者も頑張ってくれているのだし、俺も作家としての実績が出来る。思うように売れなくても、また次の仕事が来るだろう。新人賞を経由してデビューすれば、執筆依頼はある程度保障されていて、日々忙しい。十年以上、コツコツとやってきているのだし……。

 正午までに一日の仕事が終わり、所定の原稿を書いてメールで入稿する。マシーンを閉じて、電源を落とし、キッチンで昼食を作った。外は曇りだが、散歩には出かけるつもりでいる。体はだるいのだけれど、なるだけ歩く。運動不足だと、鈍ってしまうのだし……。(以下次号)


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