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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第229話

     229

 散歩後、自宅に戻ってシャワーを浴びる。夕食を早めに取り、眠る時間までテレビドラマ鑑賞や読書などをして過ごした。午後九時にはベッドに潜り込み、眠る。真夜中目が覚めてもトイレに立ち、また寝入った。朝は午前五時に目覚め、起き出す。

 キッチンでアイスコーヒーを一杯淹れて飲んだ。朝食を作り、食べる。ゴールデンウイーク中で出版社や雑誌社は休みだ。ネット小説の原稿を書き進める。暑さで参り始める時季だ。キーを叩き、原稿を作っていく。倦怠はあった。もう初夏なのだから……。

 新刊発売まで間近となった。著作が出るたびにネットなどでチェックする。書店に足を運ぶことは滅多にないのだ。住んでいるマンションは街中にあるのだが、書店に行くのが面倒なのである。それに一々行かずとも、出版社の人間たちがメールで知らせてくる。どこで売れているかなどを……。

 商業出版だから、こちらが一円も払うことはない。もちろん、俺のように知名度のない書き手の作品はリスクが大きいから、初版も三千部とか四千部ぐらいだ。作家でも、著作がドラマ化や映画化などされる人気の書き手は宣伝のため、全国の書店を回る。ご苦労なことなのだし、俺とは一切関係ない。勝手にやればいいのだ。俺自身、書斎の作家で、家にこもることが仕事なのである。

 ネット小説を三回分書き、メールで入稿してパソコンを閉じた。連載は続いている。毎日サイトをチェックしていた。そういったことは欠かさない。

 昼食後、休憩して散歩に出かける。ウオーキングは日課だ。ゆっくりとマンション周辺を回る。外は暑く、薄手のシャツで歩いた。飲み水を詰めたペットボトルをリュックに入れて、持ちながら……。(以下次号)


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