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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第218話

     218

 散歩から帰り、雨で幾分濡れた洋服類を洗濯して、替えの服を用意する。シャワーを浴びて体を温めてから、夕食を取った。そして眠る時間まで読書しながら過ごす。午後九時には眠り、真夜中に目が覚めて、一度トイレに立った。午前五時には起き出し、コーヒーを一杯アイスで淹れて飲む。朝食を作って取り、後片付けを済ませて、洗面してから、書斎へと入っていった。パソコンを立ち上げてメールボックスを見ると、ゲラが添付して送ってきてある。開いてチェックし始めた。

 読みながら、直していく。単純作業なのだが、しっかりこなした。大幅な書き直しはない。だが、赤の入った場所を適宜修正していく。

 昨日の雨天から一転、外は晴れていた。コーヒーを淹れて飲みながら、淡々と作業をこなす。仕事が終わったら、歩きに行くつもりだ。作家は何かとこもりがちなのだが、最近ウオーキングの時間を楽しみにしている。一日に三十分から一時間程度なのだし、気分転換にはちょうどいい。

 キーを叩き、文字を打っていく。何のかんの言っても、俺の作家業は長く続くだろう。健康的なのだし、何より生産的だからだ。元々書くことが苦にならないから、続けている。もちろん、同じ文章の書き手でも仕事が苦になるような人間もいるだろう。生活のために仕方なくやる輩が。まあ、別に動機や目的など、どうだっていいのだが……。

 午前中でゲラのチェックを終えて送り返し、パソコンを閉じた。昼食を取り、軽く休憩して、リュックに飲み水の詰まったペットボトルを入れる。肩から提げて歩きに出かけた。外は暖かい。踏み締めながら歩いていく。ゆっくりと……。(以下次号)


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