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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第217話

     217

 散歩から帰ってシャワーで汗を洗い流し、リビングで寛いだ。そして夕食を早めに取り、眠る時間まで読書する。午後九時には寝付き、夜中目が覚めてからトイレに立って、午前五時には起き出した。コーヒーをアイスで一杯淹れて飲みながら、朝食の準備をする。食べてから洗面し、書斎でパソコンを立ち上げた。メールボックスに編集者からゲラが届いていたので、開いてチェックし始める。

 あの人間たちにも休みはないのだろう。俺たち書き手の原稿を読み、チェックするのが仕事だ。直しを入れながら、そんなことを思っていた。単行本が発売された後は、少しゆっくり出来るかもしれない。まあ、貧乏暇なしで、また別の原稿を打つことになるのだろうが……。

 通りの桜も散り、八重桜となって、春から初夏へと季節が変わる。冬物の衣類を洗濯し、夏用の薄手のシャツなどを出す。ゲラを弄る作業を続けた。単純なことの繰り返しで疲れてしまうのだが、キーを叩いて打ち込みながら、バックスペースで消したりして原稿を作っていく。

 アイスコーヒーを淹れて飲みながら、時折外を見る。今日は街が雨だ。散歩する時は、傘を差せばいい。最近、歩くのが楽しくなった。運動不足も解消される。普段から三度の食事や適度な運動などに十分気を遣っていた。基本的にずっと屋内で仕事するから、尚更だ。

 昼前にゲラの読み込みと直しが終わり、送り返してパソコンを閉じた。そして昼食を取り、休憩して散歩に出る。雨天の中、歩いた。傘を差して、辺りを見ながら……。(以下次号)


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