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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
215/245

第215話

     215

 散歩から帰り、シャワーを浴びて、リビングで寛ぎ続けた。夕食を早めに取り、眠る時間まで読書する。午後九時には寝付いた。眠りに落ち、真夜中一度目が覚める。トイレに行き、用を足してまた眠った。午前五時には起き出し、キッチンでコーヒーを一杯淹れる。飲みながら、朝食の準備をして取った。

 後片付けと洗面を済ませて書斎に入り、パソコンを立ち上げる。今日は出版社が休みなので、編集者もゲラは送ってきてない。代わりにネット小説の原稿を書き始めた。キーを叩き、加筆していく。毎日同じことが続き、何かとだるかった。だが、時間は流れていく。俺も日常でのことをそう気に掛けてないのだ。ただ、同じことを繰り返す。人生も多分、そんなものの集積なのだろう。そう思っていた。

 長年職業作家としてやってきているのだが、基本的に書斎で活動するから、作中でも突拍子もないことは書かない。あくまで文章術の基本に忠実に、執筆していくのだった。出来上がる作品も読んでいる人間から言わせれば、ワンパターンなのだが、マンネリを重ねる。

 ネット小説をきっちり三回分書き、メールで入稿してパソコンを閉じた。そして軽く休憩した後、昼食の準備をする。食事を取って散歩に出た。必ずウオーキングしないと、気が済まなくなっている。幾分気温が上がっているので、シャツの上から長袖を一枚着て歩く。日差しに照らされながら、ゆっくりと……。(以下次号)


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